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「ソーシャルサイエンスⅠ」第5回ワークショップ

ソーシャルサイエンスⅠ(高校2年次生対象)の第5回ワークショップを、2023年2月11日(土)に行いました。昨年はリモートでしたが、今年は対面形式で実施しました。

今回のワークショップでは、東京外国語大学 大学院総合国際学研究院教授 山口裕之先生をお迎えし、「テクストを読むということ」というテーマで講義をしていただきました。
山口先生にわかりやすく解説をしていただきながら、谷川俊太郎さんの文章を読みました。「テクストを読む」ということは、能力であり、身につけるには訓練が必要なのだという言葉が印象に残りました。生徒たちは、芸術、文学、歴史など様々な分野にわたる知識を深めた上で「テクストを読む」面白さと奥深さを知ることができたようです。

十六夜セミナーⅡ(第2弾)

2月4日(土)、十六夜セミナーⅡ(第2弾)が開催されました。岡山大学・広島大学などの国公立大学を目指す生徒を対象に、8月に実施した第1弾よりさらに充実した実践的な問題演習や講義を行いました。総勢66名の参加生徒たちが、進路目標の実現に向けて仲間と切磋琢磨しました。
「受験勉強」と身構えて何か特別なことをしないといけないと思いがちですが、普段授業で学んでいる基礎・基本をしっかりと身につけておけば十分なのです。日頃からこつこつと学びを積み上げていれば、自分の目標とする進路を実現する力を身につけられます。常日頃の学習をおろそかにしないこと。これが大切です。

R4年度普通科十六夜プロジェクトII・理数科サイエンス探究II課題研究発表会

2023年1月31日 (火)に、普通科による十六夜プロジェクトIIと理数科によるサイエンス探究IIの2年次生課題研究合同発表会が開催されました。今年度は鳥取西高校と米子東高校からもそれぞれ2班にご参加いただき、分野別発表会で代表となった普通科8班、理数科2班による全体発表の後、県外校と合同でポスターセッションを行いました。身近にある小さな疑問から研究テーマを決め、実験やアンケート調査、文献調査を通じて、各班創意工夫を凝らした、個性あふれる研究発表となりました。県外校の生徒と言葉を交わしたり、発表に対して質問をしたりするなど、生徒たちの積極的な姿勢も随所に見ることができました。

英語研究交流講座

 令和5年1月21日(土)、岡山大学に在籍する留学生5名と津山高校の1・2年次生の希望者23名で、All Englishの交流を行いました。この講座は、本校学校設定教科である「サイエンス」の一環として実施しました。参加してくれた留学生は、それぞれアメリカや韓国、トルコなど多様な地域出身の方々で、生徒にとっては未知の文化に触れることができる機会となりました。

 互いに簡単な自己紹介の後、留学生から岡山大学での研究内容や、なぜ岡山へ留学したのかといったこと、日本の文化や食べ物などで好きなものについて楽しく話してもらいました。 留学生と交流したい生徒が集まっただけあって、スムーズに英語で交流ができ、留学生からも非常に素晴らしいと褒めていただく場面がありました。

 講座の後半には津山高校近くの衆楽園や旧本館の中を英語で案内したりしました。生徒にとっては、学びへのモチベーションを向上させるとともに、英語でのコミュニケーションに自信を深めることができた1日となりました。

「メディカルサイエンスⅠ」第3回ワークショップ

 10月8日(土)にピースウィンズジャパンの稲葉基高先生(本校理数科卒)をお迎えして,メディカルサイエンスⅠの第3回ワークショップを行いました。

 外科医(救急外科)として働かれてきた経験や、国内外の被災地への医療支援や災害医療に関わってこられた経験を生徒に語っていただきました。医師を目指す生徒達にとって医療への思いが強くなると同時に,自分が将来どう働いていくのか考えさせられる授業でした。

令和4年度 理数科「サイエンス探究Ⅱ(課題研究)発表会」

 理数科の最も大きな特色である「サイエンス探究Ⅱ(課題研究)」の発表会を,12月17日(土)に本校百周年記念館で行いました。
 理数科2年次生が8グループに分かれ,4月から準備を開始した研究の成果をプレゼンテーションしました。通常の学校行事や部活動があるなかで、研究・発表準備は大変でしたが,生徒は一生懸命に取り組んだ成果を発表することができました。

発表グループの中には英語で発表したグループもあります。また発表会の終了後には短い時間ではありましたが、中学生と交流会を実施することもできました。

 今回,SSH運営指導委員の先生方は一部オンラインでの参加となりました。また,課題研究指導の外部講師の先生方にも参加していただきました。お忙しい中,本当にありがとうございました。各研究のプレゼンテーションに対する質問やコメントをいただくことができ,大変充実した発表会となりました。

 今後は,1月22日(土)にオンラインで開催される「集まれ!科学への挑戦者」のポスター発表に,7グループが参加する予定です。また,2月3日(金)には岡山県理数科課題研究合同発表会が開催され,代表2グループが全体発表を行います。この発表会で頂いたご指導を参考にして,より深い考察やわかりやすいプレゼンテーションを目指して成長していきます。

研究発表のタイトルは以下の通りです。

  1. チョーク・鉛筆の強度と主成分含有率の関係
  2. The search for Rust ~Catalytic action of titanium dioxide~
  3. 放線菌の生産する抗生物質の探索
  4. How to cook delicious rice ~Study of rice oxidation and starch digestibility~
  5. 紫外線と加熱によるゴムの変化
  6. オイラーの円盤の重心による回転運動の変化
  7. 平面上を流れる粘性土石流の挙動の解析法
  8. 野球バットのしなりの解析

「ナチュラルサイエンスⅠ」第4回ワークショップ

 ナチュラルサイエンスⅠ(高校2年次生対象)の第4回ワークショップを11月26日(土)に行いました。

 今回のワークショップでは、2年ぶりに岡山大学大学院自然科学研究科 平木英治先生をお迎えしました。今回は「ワイヤレス給電」をテーマにした講義でした。スマートフォンや電気自動車を非接触で充電できるワイヤレス給電技術について、わかりやすく教えていただきました。実際にLEDやコイルを使った実験も用意していただき、楽しく学ぶことができました。講義や実験を通して、学問の面白さを改めて実感したり、科学的な思考力を身に付けたりする機会となりました。

「メディカルサイエンスⅠ」 第4回ワークショップ

11月26日(土)に津山第一病院の亀山康弘医師(本校卒)と有吉雪乃医師(本校卒)をお迎えして,2年次生の選択者を対象にメディカルサイエンスⅠの第4回ワークショップを行いました。

 医師免許取得後の進路選択や医療の専門性の多様化などについて教えていただきました。その他にも地方医療の現状や将来的な高齢者の増減に伴う今後の医療の変化などもお話いただきました。市内の大規模な病院で実際に勤務されている経験に基づいて、多岐にわたるお話をしていただきました。
 医師や医療従事者を目指す生徒達にとって地方医療への理解が深まると同時に,自分たちが将来地方の医療に貢献するとしたらどのように働いていくべきかを考える機会となりました。

令和4年度「集まれ!科学への挑戦者」参加

 令和5年1月22日(日),「集まれ!科学への挑戦者」において,本校2年次生 7班(グループ研究)と津山中学校4班(個人研究)が参加し,4班が優秀賞と奨励賞を受賞しました。(参加:県内中学校・高校,37本)中学生は1人が奨励賞を受賞しました。

◎優秀賞(上位6グループ)
・オイラー円盤の重心位置の移動による回転運動の変化
・放線菌の生産する抗生物質の探索
◎奨励賞(優秀賞に続く上位12グループ)
・紫外線と加熱によるゴムの変化
・サビの探究〜酸化チタンの触媒作用〜

 このコンテストは,高校生(中学生を含む)を対象とし,私たちが直面する自然の諸問題に,科学的かつ主体的にチャレンジした研究の成果発表を通じて,科学リテラシーの獲得とプレゼンテーション能力の向上に寄与することを目的に開催されています。例年は大学を会場として開催されていますが,新型コロナウイルスの影響で昨年に引き続きオンライン開催となりました。

 生徒たちは,審査員である大学の先生方にパソコン画面を通じて自分の研究を楽しそうに説明し,質問に誠実に答えたり,議論したり,助言をいただいたりと,よく頑張っていました。また,オンライン上で他校の発表を聞いたり,質問をしあったりと,交流も深めることができました。今後も各種学会への参加など,理数科の活躍はまだまだ続きます。

令和4年度 iPⅠ・S探Ⅰミニ課題研究発表会

 1月17日(火)の6・7限に1年次生学校設定科目の「十六夜プロジェクトⅠ」(普通科)・「サイエンス探究Ⅰ」(理数科)のミニ課題研究発表会を、本校体育館にて行いました。この発表会はSSH第Ⅲ期から始まった新たな取り組みであり、1年次生全員が2年次で取り組む課題研究(iPⅡ・S探Ⅱ)の基本的な研究スキル・サイエンスリテラシーを育成することを目的にしています。

普通科からは16班、理数科からは3班がゼミ代表としてプレゼンテーションを行いました。発表タイトルは以下の通りです。

〇普通科 代表16班
 「ポジティブに生きるために」
 「コンビニから学ぶナッジ理論」
 「どのような場所でどのような音楽を聞くのがよいのか」
 「もし鎖国がなかったら」
 「こども食堂」
 「USJがホラーナイトを取り入れたねらい」
 「n取りゲームの必勝法!?」
 「(サッカー)ワールドカップ自国開催の意義」
 「K-popとJ-popのMVにおける映像技術の違い」
 「アメリカの小学校で教えられる歴史~太平洋戦争~」
 「妖怪と鬼」
 「俳句」
 「科学用語を和訳してみた」
 「指揮者は何をしているか」
 「Sportsと呼吸法」
 「アームレスリングで勝つ技」

〇理数科 代表3班
 「単振り子の周期 調べてみた!!」
 「酢酸鉛(Ⅱ)のモル濃度と金属樹の伸び」
 「ゾウリムシの電気走性に関する研究~交流での動きとその考察~」

 津山高校に入学して初めての課題研究に取り組み、集大成を発表することができました。この経験をもとに研究の基本的なスキルを身につけ、来年2年次の課題研究へむけてステップアップしてくことができると思います。英語でポスターを作成したグループや、プレゼンテーションが丁寧で上手なグループなど来年の活躍が期待できる様子が見られました。研究に際しアンケートやインタビュー、実験等にご協力いただきました皆様、ありがとうございました。