10月11日(土)、岡山大学の石野宏和先生をお招きし、高校2年生を対象としたナチュラルサイエンスⅠワークショップを行いました。
石野先生には、研究テーマの一つである宇宙マイクロ波背景放射に関するご研究や、物質の最小単位である素粒子と広大な宇宙との深い関わりについて説明していただきました。先生の研究の一端を通して、宇宙物理学の最先端がどのような世界であるのかを垣間見ることができました。
生徒たちは事前学習を経てワークショップに臨み、石野先生のお話に熱心に耳を傾けていました。また講演後、積極的に質問をし、宇宙や素粒子に関する理解・興味を深めることができました。
最後に、生徒の感想を紹介します。(一部抜粋)
・宇宙という途方もなく大きなものを知るために一見関係ないような素粒子というとてつもなく小さなものについて研究する必要があることに驚いた。私達人間は光が無いと何かを見ることができないため、宇宙マイクロ波背景放射までしか見ることができないが、いつかビックバンやインフレーションについて詳しく知ることができる日が来たら良いなと思った。
・宇宙論については自分自身とても興味がある分野だったので様々な現在の研究について聞くことができてとてもいい経験でした。かつて宇宙が発生したときの光が宇宙空間に今なお漂い続けているということがとても不思議で興味がそそられました。
・今回のワークショップで、宇宙の最初のでき方などがよく理解できた。しかしインフレーションは起こっただろうということがわかっているが証明はできていないというところで、宇宙のことはわからないことだらけなんだなと感じた。中学の時に知ったニュートリノという素粒子はとてもすごいものだったんだとわかり、その研究を進めれば様々な宇宙のことにつながると思い、宇宙に少し興味をもった。





