令和4年度SSH成果報告会を行いました

7月12日(火)の6・7限目にSSH成果報告会を本校で行いました。

今年度は新型コロナ感染拡大防止のため、高校2年次生が本校100周年記念館で対面にて行い、他の年次は教室でのリモート参加としました。

前半は本校を卒業し最先端の自然科学研究者として活躍されている大阪大学大学院工学研究科の和田有希先生をお招きし,先生のご専門である「雷や雨雲からの高エネルギー現象」についての先端研究のご講演をしていただきました。内容としては雷だけでなく、最近話題の線状降水帯など様々な気象現象とその発生メカニズム、予測方法について最先端の技術を紹介していただきました。さらに先生のこれまでの研究生活や研究者になるための道のりなど、非常に盛りだくさんの内容でたくさんの生徒の今後の進路設計、ビジョンに役立ったと思います。

後半は、昨年度SSH海外研修に参加した生徒からの研修報告と高校3年次生普通科、理数科課題研究の代表グループによる研究発表を行いました。
いずれのグループも、成果を分かりやすく楽しそうに発表してくれたことで、全校生徒が研究活動に対する興味関心が高まり、研究の成果の共有を行うことができました。

<生徒の感想>

〇和田先生が「浪人はしたが、高校生活でやりたいことをすべてできた。」とおっしゃっていたことがとても印象的で、すごいことだと思った。自分は部活動でもやりきれず、普段から勉強もまだまだ頑張れていないと感じていて後悔している部分があるので、受験までの残り数か月は後悔が残らないように頑張りたいと強く感じた。そして、何よりもミスすることを恐れずに多くのことに挑戦していきたいと思った。

〇今日の講演を聞いて、したいことや好きなことに積極的に挑戦しようという気持ちが強くなりました。私は、私には出来ないと思い、諦めることが多かったのですが、受け身の行動でなく自ら挑戦することで成し遂げられることも多くあるのだと感じました。大学での生活がとても充実しているなと憧れを持ちました。自分に合った大学を選び、したいことや好きなことをするために行動することで、充実した大学生活になるのかなと思いました。高校生活も通じるところがあるのだと思います。

〇自分に興味のあることを研究して成功なさった津山高校出身の先輩のお話を聞いて、好きなことをやりたいという気持ちが高まりました。それと同時に、夢を叶えるための努力の重要性も改めて感じました。高校3年生の発表は、レベルの高さを感じました。自分も今課題探究活動に取り組んでいますが、今の自分にできることを頑張って、良い研究、良い発表を目指していきたいです。今回のSSH成果報告会はとても自分にとって刺激になりました。このような経験ができる津山中学校、高校の環境に感謝して日々精進していきたいです。