メディカルサイエンスⅡ(高校3年次生対象)の第2回ワークショップを6月28日(土)に行いました。
毎年、岡山大学生殖補助医療技術教育研究センターから先生をお迎えしております。講師として田﨑 秀尚先生に生殖医療に関する講話と実習を指導していただきました。参加した生徒は、将来、医師をはじめ医療従事者を目指す生徒たちでしたので、熱心に話を聞き、質問をしていました。
講話のあとは、疑似卵を使った生殖医療の技術を体験する実習を行いました。
不妊治療に関わる方々の責任の大きさ、卵を扱う技術の難しさを感じていたようです。このような経験を通して、将来自分が関わっていく医療についての理解を深めてほしいと思います。
【生徒の感想から】
・今回のワークショップについて事前学習をするまでは胚培養士という職業があることを知らず、自分の知見の狭さを痛感しました。医学についてもっと様々な視点から、アプローチできるということを再認識しました。また、実際に顕微鏡を用いて操作を擬似的に体感できたことで、どのような仕事をしているのかのイメージがつきやすかったです。
・生殖補助医療が農学部の技術が用いられることで更に発達していることを知り、一つの分野だけではなく様々な分野の知識や技術を取り入れることにより医療(医療には限らないが)の発展は大きく進歩しているのだと改めて実感しました。また、今回の生殖補助医療の講義により不妊に対する偏見をただし、正確な知識を取り入れることができたので、この先不妊で悩んでいる友達や知り合いを見かけたら今日学んだ知識を共有し、本人にとって最善の選択ができるように相談に乗りフォローしていきたいです。
・胚培養士について詳しく知ることができた。 「女性の為に役に立ちたい」という理由で産婦人科医師を志しているが、 胚培養士という立場からでも自分の目標を達成できる気がして、進路の選択肢が広くなった。