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【科学部】江戸時代の化学書からの再現実験教室 @津山洋学資料館

令和5年8月5日(土) 津山洋学資料館において実施された「夏休み教室」に、本校科学部の1年次生4名と2年次生3名がボランティアとして参加しました。

 この行事は、夏休み期間中に津山洋学資料館が毎年行っている行事の一つです。「江戸時代の化学書からの再現実験教室」と題して、津山藩医の宇多川榕菴が著した日本最初の化学書「舎密開宗」にある実験を再現するという講座です。

 今回の講座では,部員が講師として小学生への授業を行いました。講師として1時間授業を行った経験は、今後の部員の自信に繋がると思います。小学生たちも科学の奥深さに触れることができ、楽しい時間を過ごせていました。

理数科2年次生「先端科学研修」ニュースバル,SPring-8,SACLA訪問してきました

7/27(木)に理数科2年次生は,兵庫県播磨科学公園都市にある,世界最先端の研究施設であるニュースバル,SPring-8,SACLAの3施設を見学しました。 この3つの施設は,「放射光」という光を使って物質を原子レベルで分析することのできる巨大な施設で,特にSPring-8,SACLAは世界トップクラスの性能を誇ります。

① ニュースバル(兵庫県立大学高度産業科学技術研究所)

極端紫外光から軟X線領域の放射光を用い,さまざまなナノテクノロジー開発を行っている施設を見学しました。研究員の方から施設や研究内容の説明を受けた後,蓄積リングのあるビームライン内を見学させていただきました。研究員の方には,施設のことや研究内容のことなどについて生徒からの質問に答えていただきました。現在2年次生は課題研究に取り組んでいる最中であり,研究員の方のお話はきっと大いに参考になったことでしょう。

SPring-8SACLA

 SPring-8は円形加速器から発生する放射光を利用する大型実験施設であり,SACLAは世界でも数少ないX線自由電子レーザーを発生することができる施設です。

 SACLA(SPring-8 Angstrom Compact Free Electron Laser)とSPring-8(Super Photon Ring 8GeV)の概要について説明を受け,SACLA とSPring-8の見学を行いました。  

世界最先端の施設のため,外国から実験に来られている方も多くいるようです。今年も,実際にこちらで研究を行っている本校卒業生の登野先生から,施設や研究についての説明をしていただきました。本当にありがたいことです。このような世界最先端の施設が日本にあること,そこで津山高校の先輩が働いていることについて,理数科生徒は大変誇らしく感じたと思います。

〈生徒の感想(抜粋)〉

・沢山の人が施設内で研究などしていて、想像していた雰囲気と違って驚いた。世界でも最高峰の技術ということもあり水素自動車や、宇宙研究、人工光合成など様々な現在の産業や研究の最先端に関わっていると知り、SPring-8やSACLAがそういった研究や開発を支えているのだと実感し、そのような施設を実際に見学することができたことはとても貴重な体験となった。また、講演もOBの方のリアルな研究職や研究の話を聞き、将来設計がより固められた。

・例えばクモの糸で作った服、人工光合成、小惑星イトカワの砂の解析というように、よく聞く身近なものが実は全部SPring-8とつながっていたんだと本当に驚いた。ニュースではこんなことが分かったという結果は伝えるけれど、こんなものを使ってこういうふうに調べたという過程はあまり伝えない。あるいは私自身が過程というものを気にしてこなかったのかもしれない。私は、はやぶさ2の事業にも人工光合成にもクモの糸にもすごく興味があったにも関わらず、今までSACLAはおろかSPring-8のことも全く知らなかった。改めて考えると、SPring-8やSACLAは、研究したことがすぐにそのまま日常生活に応用されている実は珍しいパターンなのかもしれない。大学だけでなく企業が多く利用しているからだろうか、実践的な研究がされている印象が強かった。

・事前学習のときにSPring-8やSACLAの大きさは聞いていましたが実際に見ると想像を超えるほど大きかったことや、SPring-8の中を自転車で移動していることなどとても驚くことがたくさんありました。私たちには到底計り知れないような小さな世界を見ることができるのはとても興味深く、どのようになっているのかとても気になりました。こんなに近くで最先端の研究が行われていることにはとても驚いたし、実際に自分の目で見たりお話を聞いたりすることができたのは、とても貴重な体験になりとても面白かったです。本当にここで未来が創造されているように感じました。私も将来は研究職に就きたいと考えているので、楽しみながら人のためになるような研究をしたいなと強く思いました。

・軟X線についてよく知らなかったが、レントゲン検査のようなX線のような透過能力のないものだと理解することができた。空気がX線の進行の障害になることから、アルミホイルを巻いて真空状態を作っているなど、施設の中に様々な工夫が見られて面白かった。放射光のビームラインの100メートルという長さも、計算されているものだと知り、SPring-8やSACRAとは違った使い方をすることを知ることができた。半導体技術の基盤を作ったのはすごいと思った。

・優秀な研究者が日本からいなくなってしまうのは日本という国家にとっても、日本国民にとっても損であるからもちろん避けるべきことであるが、一方で状況によってはそう選択せざるを得ない人もいると知り、複雑な気持ちである。将来研究者を目指したいと思っていた自分にとって、実際に研究者の側面を知ることができ、あらためて進路について考えるよい機会となった。 ニュースバル内部でリアルタイムで働いていらっしゃる方は想像よりも少なかった。レーストラック型のリングも安定して稼働しているとお聞きした。人の手があまり介入することなく作業が進んでいることを知り、興味深く感じた。半導体の加工は日常生活では使わないような単位ばかりで実感がわかないほど繊細だったが、その実感のわかないような加工技術に生活が支えられていると思うと、産業と研究が密接に関わり合っているということを改めて感じた。これほどの技術を持つ日本はもっと世界で評価されてほしいし、それ以上に日本に住んでいる人にも知ってほしいと感じた。

ソーシャルサイエンスII 第2回ワークショップ

 6月24日(土)に、本校OBでいらっしゃる、津山信用金庫の松岡裕司理事長を講師としてお招きし、SSII選択者を対象にご講演いただきました。「いまやらねばいつできる」というご講演テーマにも表れている松岡先生の力強いメッセージに、生徒はあっという間に引き付けられていきます。

 物事について考える際には自らの目でデータを見て確かめることが重要であるというお話には、論理的に考えることを目指してきた生徒の多くが頷いていました。お示しいただいた「常に未来を思い描き、辿り着きたい未来を実現するために今何をするのか(しないのか)を決める」という生き方は、受験生である3年次生には特に響いたようです。

 松岡先生から「学べば則ち固ならず」という言葉を贈っていただいた生徒は、充実感に満ちた表情で今年度最後のワークショップを終えました。

ソーシャルサイエンスII 第1回ワークショップ

 6月17日(土)、3年次生ソーシャルサイエンスII選択者を対象としたワークショップが行われました。講師には、神戸大学大学院人文学研究科で准教授として活躍されている、本校卒業生でもいらっしゃる梶尾文武先生をお迎えしました。

 大江健三郎の「奇妙な仕事」を題材に、輪読形式の演習で進むワークショップの中で「今、読んでくれた部分で気になるのはどの部分?」と先生に尋ねられた生徒は、理由とともにそれに答えていきますが、先生が補足してくださるお話を聞くたびに、自分がなぜその部分を気にすることができたのか、反対に、なぜ気にすることができなかったのかという大きな課題と何度も向き合いながら、読みを深めていきました。

 最後は、生徒が提出した事前レポートについて、評価できる点についてコメントをいただいたり、ご助言をいただいたりしました。文学を読む、文学を解釈するということの土台に、文学のみに留まらない広く深い知識が必要であることを学び取った貴重なワークショップでした。

【吹奏楽部】第67回吹奏楽祭に出演しました

6月4日(日)に行われた、第67回吹奏楽祭に出演しました。今年度に入って初めて、高2~中1までの全学年で動く演奏会となりました。リーダーたちだけではなく、部員ひとりひとりが今すべきことやこれからすべきことを考えて動くことができました。また、制限のない形でお客様に入っていただけたので、多くの方々に津吹の音をお届けすることができました。今後も全員で協力して津吹サウンドをつくっていきたいと思います。岡山シンフォニーホールまで、演奏を聴きに来てくださった皆様、ありがとうございました。

修学旅行(北海道方面)無事に伊丹空港に着きました!

四日間いろいろな体験をさせてくれた北海道から15時頃、無事に伊丹空港に到着しました。そして、15時30分津山に向けてバスで出発をしました。予定通り津山市役所に到着する予定です。最後まで無事に着くように気をつけて帰ります。

 最後に、この四日間で生徒たちは、普段の学校生活では経験できないような貴重な経験をすることが出来ました。この修学旅行を実施するにあたり関わってくださった旅行会社の方々をはじめ、バス会社の方、現地の方々、そして保護者の皆様に感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

修学旅行(関東コース)最終日

朝は昨日と同じホテルで朝食をとり、その後、浅草コースとお台場コースに分かれてそれぞれの場所を散策しました。人形焼などの東京グルメを堪能する生徒、大好きなキャタクラーのグッズを購入できて満足そうな生徒、最終日の東京を写真に収める生徒など、各々楽しんでいる様子でした。

お昼は銀座の飲食店で和食の定食をいいただきました。

昼食後は羽田空港に向けてバスで移動し、先ほど予定通り無事に伊丹空港へ到着しました。現在(18:00)加西サービスエリアで途中休憩をしています。津山市役所東駐車場へは19:00〜19:15の到着予定です。

修学旅行(北海道方面)最終日

 本日、最終日は北海道大学での大学研修です。中国文化論研究室と人獣共通感染症国際共同研究所に分かれて、実際に大学生が使用している講義室で、大学での学びについてのご講義を受けました。中国文化論研究室では、「旧暦(太陰太陽暦)を作ってみよう!」と題して月の満ち欠けや二十四節気を考えながら作成することを体験しました。

 人獣共通感染症国際共同研究所では、感染症についての講義をしていただき、その中で、防護服などを着たり、最先端の研究施設を見学させていただきました。生徒たちからも先生のご研究に興味を持ち、様々な質問が出ました。

 ご講義の後は、キャンパス見学!日本一の広さを誇る緑豊かなキャンパス内を散策したり、様々な最先端の研究についての展示や珍しい化石や剥製、昆虫の標本などを鑑賞したりと充実した時間を過ごせました。これで、四日間の研修も全て終了となりました。これより、飛行機に搭乗し、帰路に着きます。

修学旅行(関東コース)3日目が終了しました。

3日目は、計画を練りに練った班別自主研修へ。自分たちで考えたコースで、東京の各所を巡り研修を行いました。

夕方からはオプショナルツアーへ。浅草演芸ホール、ルミネ the よしもと、東京ドーム、シアタークリエ、歌舞伎座、ウィーン少年合唱団と、6つのコースに別れて夜の東京を堪能しました。

修学旅行(北海道方面)3日目

 本日は、朝から1日班別自主研修を行いました。各班思い思いに立てた計画を基に小樽から札幌市内を観光しました。悪天候も予測されましたが、天気も良く、散策しながら歩いているだけで気持ちが良く、この中で自主研修が出来て本当に良かったです。

 小樽では、小樽運河や倉庫などのノスタルジックな風景を散策しました。札幌では、時計台やテレビ塔などの観光スポットはもちろん、円山動物園や白い恋人パーク、水族館、鉄道館、自然豊かな大きな公園で植物鑑賞など各々楽しんでいました。中には、ノースサファリまで行った生徒もいて、貴重な体験が出来ました。また、昼食や夕食では、札幌のおいしい食べ物を堪能したりととても充実した時間を過ごせました。

 明日は、最終日になるのでしっかりと体調を整えて大学研修を頑張ります!