3月13日(木)本校2年生15名がSSH沖縄研修3日目に参加しました。昨日に引き続き、沖縄科学大学院大学(OIST)での研修(2日目)になります。
午前中は英語でポスターセッションを行いました。生徒たちは十六夜プロジェクト(iP II)・サイエンス探究(S探II)という授業の中でテーマを定め、1年間研究を進めてきました。ポスターの内容は2月の合同発表会で発表した内容になりますが、この度英語のポスターに作り直すなど発表準備を進めてきました。
今回の発表は、3〜4人組に分かれ、各グループに配置されているOISTの博士課程の学生2名に披露するものです。生徒たちは始める前とても緊張した様子でしたが、いざ発表が始まってしまえば、練習してきた成果を生かして上手に発表することができました。質疑応答では、英語でのやり取りを楽しみながら学生からの質問に的確に答えることができていました。発表後には、学生の方々から発表の様子や内容、英語力についてお褒めの言葉をいただきました。
午後からは博士課程の学生の方から -量子暗号学:完璧な情報セキュリティ- というタイトルで講義をしていただきました。講義の準備として偏光の説明を受けました。実際に偏光板を用いてその枚数や向きによって光の通り方に違いがあることを確認しながら、量子ネットワークデバイスの原理となっている光子の振る舞いについて説明を受けました。内容はとても難しかったですが、活発に意見を交わしたり、疑問に思ったことを質問したりする様子が見られました。
最後に施設見学と研究室にお邪魔しました。2台のスーパーコンピュータを見せてていただき、それを使って研究をされている方もいると教えていただきました。また研究室では、熱心に学生の方がホワイトボードに数式を書き込みながら、議論する様子が見られ、驚いたのと同時にこれが大学の日常の風景なのかと思いました。
OISTのみなさん、2日間お世話になり、ありがとうございました。SSH沖縄研修も残すところ1日となりました。最後まで、安全にしっかりと取り組みたいと思います。