8月6日に2年次生32名で京都大学研修を実施しました。
この研修は,津山高校独自の学校設定科目「ナチュラルサイエンス」「ソーシャルサイエンス」の一環として,将来の各分野のリーダーとなる人材を育てる目的で実施しています。
本校同窓会 京阪神支部長でもある京都大学・杉山雅人特定教授と京都大学の先生方,多数の本校出身の京都大学生たちの支援を得て,京都大学で充実した研修となりました。
(1)大学研究紹介
薬学部,文学部,大学院薬学研究科の3名の卒業生から大学生活や大学での研究などについてお話を聴き,交流を深めました。
(2)研修
模擬授業①「原子と光の物理学」
総合人間学部,人間・環境学研究科 木下 俊哉 教授からは,過去に物理学を切り拓いた物理学者を挙げながら,原子・量子に関わる講義をしていただきました。生徒にとっては難解な部分もありましたが,後で調べられるように熱心にメモを取っている様子が見られました。
模擬授業②「人間と人形のあいだ-19世紀末フランス演劇の俳優像をめぐって」
総合人間学部,人間・環境学研究科 中筋 朋 准教授からは,学校でなかなか触れることのできない演劇に関する講義をしていただきました。「他国の文化・芸術に関する研究をすることも進路の選択肢として考えてみたい」といった生徒も居ました。
(3)キャンパス巡り・研究室訪問
最後にキャンパスを散策させていただきました。希望者は,菅田 浩司 准教授に案内していただき,薬学部の研究室を訪問させていただきました。
<生徒感想(一部抜粋)>
・教授や先輩方の話を聞いていると、大学は高校と全く異なる学問への向き合い方なんだと改めて分かりました。完全な正解がない問題に向き合い、挑戦していくので、学問への好奇心や探究心も必要だと思います。今後は幅広い分野への興味を持っていきたいです。
・今は、大学へ入学することをゴールとして、授業や受験に向けた勉強をしているけど、大学に入学することは、一つの通過点で、そこから、色々な経験をして、進路が決まることがわかりました。薬学部に進みたいと思っているので、薬学部に進まれた先輩から、薬学部の1週間について聴くことができ、調べてもわからなかったことを知ることができました。また、模擬講義や研究紹介から、今高校では、広く浅く習っていることが、はっきりとわかり、大学での勉強のために、頑張ろうと思いました。