6月29日(土) 2年次の医学部や医療系の進学を目指す生徒対象の学校設定科目である、メディカルサイエンスⅠの第2回ワークショップが開催されました。
講師には津山中央病院から本校の卒業生でもある、武田洋正先生と平山真妃先生のお二方をお招きし、医療現場の実際と、医師を目指すために大切な素養や考え方などのお話を伺いました。
特に武田先生からは豊富な医療の現場での経験や、大切な心掛けをお話いただきました。また、平山先生からは高校、大学時代での勉強のやり方や、研修医から見た病院の仕事についてお話しいただきました。
講演後は、医師を目指す生徒からの質問がなされ、武田先生と平山先生から大変参考になるお答えをいただきました。講演後の生徒の感想からは、医療系従事者を目指すモチベーションの向上を感じる声が多く見受けられ、生徒たちにとって貴重な時間となりました。
【生徒の感想】
〇 医療にはある程度の見切りが必要である、病院での待ち時間で行われていることなど普段知り得ない病院の裏側を知ることができました。病院や医師に対する考え方が変わりましたし、病院に行くことがあれば少し違う見方で診察を受けることができそうです。
また、医師において勉強しないことは遅れることであるという話が印象に残りました。自分の勉強が患者さんの治療に直結しやすいというお話を聞いて、そのような勉強をしてみたいと思う反面、責任が伴い覚悟を要するものだと感じました。自分たちの勉強とは程遠い次元での勉強であることに気づき、日々の勉強へのハードルが下がりました。
〇 何事も実践する、体験することが大切だといったお話も強く印象に残りました。本で得られる知識と実際に体を動かして得られる知識には大きな差があると再認識できたので、意識してさまざまな経験をしていきたいです。
〇 高校生でするべきことがわかって良かった。今年のアメリカ研修にいきたい意欲が高まったので中目標としてそれに向けて勉強を頑張ろうと思った。医大生のキャンパスライフは想像以上に大変そうだったけど興味深い研修が多かった。英語力の必要性がわかった。最近英語の勉強をおろそかにしてしまうことが多いので毎日コツコツ勉強したい。医師になるには理系科目や英語の勉強だけでなくコミュニケーション能力や人間観察力も大切だということがわかった。日々、力をつけられる場面があると思うので意識しようと思った。医師になったあとも勉強が必要不可欠だということがわかった。
〇 実際に医師として従事されている方々のお話を聞けたのは大変貴重な経験になりました。医学は進歩し続けており、勉強し続けなければならないというお話で、医師の大変さを知ることができたとともに、より一層今から努力しなければと身が引き締まる思いでした。人間関係の重要性についても教えていただいて、純粋な友人ができるのは学生時代だけという話から、今周りにいる同級生ともっと話したり、仲良くしたりしていきたいなと思いました。