岡山県立津山高等学校岡山県立津山高等学校

岡山県立津山高等学校

理数科の特色

課題研究や発表会による,研究能力・プレゼンテーション能力の育成

課題研究は,自分たちで研究テーマを自由に選び,長い時間をかけてじっくり実験や調査をする,理数科でしかできない学習活動です。1年次から,そのための時間を設け,その成果は校内の発表会や県の大会および全国の学会でお互いに発表します。もちろん各分野の先生や連携する大学・高専の先生が研究活動を常にバックアップします。これを通して,大学や企業に入ってからも通用する科学研究の力や,プレゼンテーション能力を身につけることができます。

理数科
理数科
理数科
理数科

豊富な研修・行事による,興味・関心・意欲の向上

入学後のサイエンスキャンプを始め,理数科独自の研修を多数実施しています。平成24年度からは,これに加えSSHを活用して,東京大学や理化学研究所をはじめとする大学や研究機関と連携したより高度な研修も加わりました。自然科学や医学の最先端の現場を,体験することができます。これによって自然科学に対する興味・関心を高め,学習への意欲を最大限発揮させるとともに,将来の進路を考える上でも大変役立ちます。

理数科
理数科
理数科
理数科

少人数で丁寧な授業による学力の向上

理数科では,理科の選択授業や数学の習熟度別授業において少人数授業とすることで,より丁寧な指導を行うことができます。また,国際性育成のための独自の外国語授業も行っています。これらによって,将来,世界で活躍するための高い学力とコミュニケーション能力を身につけることができます 。

SSH科学部の活動への参加

科学部ではSSHを活用し,研究や研修をはじめ,各種科学コンテストへの参加や科学ボランティアなど,さらにさまざまな活動を行っています。理数科生徒は,全員が科学部に所属し,科学部の活動に無条件に参加することができます。(もちろん,他の部活動との兼部もできます。他の部活動で頑張っている生徒もいます。)
科学部キャンプや天体観測会,津山洋学資料館実験教室・美作サイエンスフェア・青少年のための科学の祭典のボランティア,科学コンテスト・サイエンスチャレンジに参加するなど,充実した活動を実施しています。(普通科の生徒も科学部への入部が可能です)

SSH科学部
SSH科学部
SSH科学部
SSH科学部

課題研究とは…

課題研究(「サイエンス探究Ⅱ」)は,自分たちで自由に選んだテーマについて,1年間かけて本格的な研究を行う,理数科だけの活動です。2年次生で毎週2時間の授業を研究活動にあて,大学の先生や本校の教員の指導を受けながら,実験や製作,調査に打ち込みます。研究成果は論文にまとめ,本校の発表会や県大会で発表します。学会やコンテストに出場する人もたくさんいます。

よくある質問Q&A

Q1
普通科自然コースと理数科の違いはありますか?
A1
理数科は,研究者・技術者・研究医などの理系世界におけるスペシャリスト・エキスパートを育てることを目標としているため,課題研究や各種研修など,理系での進学に向けて体験的なカリキュラムを多く組んでいます。普通科自然コースは,理数科の研修には参加できませんが,理数科目を中心に幅広く学習を行っています。
Q2
理科・数学が苦手ですが医療系に進みたいと思っています。普通科自然コースと理数科のどちらがよいでしょうか?
A2
理数科では医療系に向けた研修も実施していますが,普通科自然コースからでも医・歯・薬系を目指す人のための授業を選択することができます。ただし,高校入学後の勉強の様子を見て人文コースを選択する可能性を残しておくのであれば,普通科がおすすめです。
Q3
理数科の理科・数学の勉強についていけるか不安です。
A3
理科・数学の授業の難易度や進度は,普通科と理数科で共通のため,その点は心配ありません。また,2年次以降の理科の選択授業や数学の習熟度別授業では少人数クラスになるので,手厚いサポートが受けられます。
Q4
科学部には理数科しか入れませんか?
A4
普通科からも入部できます。実際に,普通科の生徒も活躍しています。
Q5
理数科の生徒は全員が科学部に入部しないといけませんか?
A5
理数科の全生徒は,科学部に所属しますが,他の部活動との兼部は可能です。他の部活動を優先したり,科学部の活動に参加しないことも自由です。実際に,運動部や他の文化部での活動の方を優先する生徒もいます。
Q6
理系の学部に進学するかどうか決まっていませんが,理数科に興味があります。
A6
理数科では,さまざまな研修を通してどのような進路があるか知ることができるので,未定であっても理科・数学が好きであれば,おすすめします。また,大学での実験・実習もあるので,実際の大学の研究室を見て教授と話をするチャンスもあります。こうした経験を通して,希望学部が決まっていく生徒も理数科には多くいます。
Q7
理数科は課題研究や研修など,難しいことがたくさんありそうで不安です。
A7
課題研究の時間は好きな実験が好きなだけできるため,生徒はみんなとても楽しんで取り組んでいます。研修も,普段では行けないところへ行けるので,生徒はとても楽しみにしています。普通科よりも忙しくはなりますが,むしろ課題研究や研修がよい刺激となり,楽しく充実した学校生活を送ることにつながっていると思います。
Q8
理数科は3年間クラス替えがないので,人間関係が不安です。
A8
理数科は毎年,最初に理数科だけの宿泊研修を行うなど,様々な研修を通して絆を深めることができます。また,クラス替えがないため,3年次になると家族のような感覚で気軽に交流しています。また,個性豊かなメンバーが多いため,新たな一面や意外な一面も発見でき,お互いを尊重して違和感なく溶け込むことができています。
Q9
理数科の定員について教えてください。
A9
理数科の定員は40名ですが,募集人員は津山中学から理数科を希望する生徒の数を40から引いた人数になります。なお,理数科は特別入試だけで,一般入試は実施しません。(特別入試で定員数を満たさなかった場合は,一般入試でくくり募集をします。)

カリキュラム

  • <選択>
  • ● 芸術は,音楽・美術・書道の中から選択できます。
  • ● ※印の教科・科目は学校設定教科・科目です。
  • ⑩理数数学特論または理数数学特論(速修理数数学特論)とナチュラルサイエンスⅠ(※),メディカルサイエンスⅠ(※)より選択
  • ⑪理数数学特論または理数数学特論(速修理数数学特論)とナチュラルサイエンスⅡ(※),メディカルサイエンスⅡ(※)より選択
  • ⑫理数物理探究(※),理数生物探究(※),理数化学探究(※),音楽理論,素描,サイエンスリテラシーⅡ(SLⅡ)(※),スーパーサイエンスイングリッシュ(※)より選択 
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