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手話パフォーマンス甲子園(令和3年7月)

新しい取り組みとして手話に挑戦しました。

日本で多く使われている手話は、「日本手話」というろう者の文化の中で生まれた言語で、大半のろう者が使用しています。日本語の文法や語彙とは異なるけれど、現代の手話の中心になっている形式です。

家庭クラブで考えた食育ソング「どんな野菜がとれるかな?」を手話で表現してみることにしました。手話はそれぞれの動作に意味があるので、歌詞に使われる言葉の意味や、歌詞の意味をよく理解して適切な手話で表現しなければいけません。

生徒全員クラスで手話を調べ、クラブ員がよりわかりやすい手話を選びました。実際に歌にあわせてみると、スピードに追い付かず、動きが複雑すぎるものもあり、何度も改善をしながら完成させました。   

放課後に集まって互いに教えあいながら手話を練習しました。なかなか動きを覚えられず、手話を使うことの難しさを体感することができました。本番は、緊張しながらも笑顔でしっかり伝えることができました。これからも手話について理解していきたいと思います。

食育カレンダーづくり(令和3年7月~9月 )

 サイエンスリテラシー(SLI)の授業で、生徒全員が津山高校家庭クラブオリジナル食育キャラクターを使って、2022年度の食育カレンダー作りに挑戦しました。

 食育行事や年中行事を盛り込みながら、各自で工夫しながら作品作りを行いました。編集作業は難しい点もたくさんありましたが、一人ひとり個性あふれる可愛らしいカレンダーを作る事ができました。
 完成した作品は食物教室の廊下に飾られました。とても見栄えが良く、通る度に食育について考えさせられます。また、完成した食育カレンダーは、12月に市内の幼稚園、保育園、福祉施設などに持っていく予定です。

美作大学・短期大学部 教授 桑守正範先生によるオンライン講演会・発酵食品づくり(令和3年5月・6月)

 美作大学の桑守先生から「発酵食品と微生物のかかわり」というテーマでオンラインで講演をしていただき、その後、各クラスで発酵食品づくりに取り組みました。
 今回は、ひしお味噌、塩麴、甘酒などの発酵食品づくりに挑戦しました。講演で、発酵の仕組みについて学んでいたため、発酵食品づくりがとても楽しく、興味を持って取り組むことができました。
 完成した発酵食品はそれぞれ特徴があり、うまみの違いや麹菌の力に驚きました。

<講演会感想>

私にとって、最も身近な発酵食品は納豆である。納豆は腐っていると思っていたが、今回の講演で腐敗と発酵は、微生物の代謝活動という点では同じであるが、発酵は風味豊かな食べられるものに変化するという点で大きく異なることがわかった。食品を発酵させ風味豊かにし、長期間保存できるようにした先人の知恵に感心する。微生物の働きで分解が進んだものを食べるという行為には勇気が必要だ。それにも関わらず、様々な発酵食品を作り上げた先人達は素晴らしい。顕微鏡もない時代に人間にとって有益な菌か、害になる菌かということをどのようにして発見したのだろうか。また、疑問に感じるのは、どんな食品でも発酵食品にできるかということである。日々の食べ物に感謝すると共に発酵食品だけでなく、もっと食について興味を持って調べてみたい。

腐敗と発酵の違い、発酵の仕組みについて詳しく学ぶことができた。微生物が、他の微生物に対抗するための策として生成した物質が、人間にとっての旨味や長期保存に役立っているのは興味深かった。味噌を造る時期や塩を入れる工程の一つ一つに科学的な視点でみると大きな理由があり、腐敗でなく発酵にするための重要なことであることがわかった。他の微生物を酸で殺したり、活動を抑えるためにアルコール、抗菌物質を生成することのできる微生物にも大変興味を持つことができた。

令和3年度「理数科講演会」

 3月15日(火)に,京都大学防災研究所 小坂田ゆかり 助教 をお招きし,理数科1・2年次生を対象に「10年後,50年後,温暖化で日本の豪雨はどう変わる?」というタイトルで講演していただきました。

 小坂田先生の研究室では、集中豪雨やゲリラ豪雨など豪雨災害に対して、降雨量を測る・予測する。ビデオカメラを気球につり下げて雨雲の中に打ち上げて、そこで見える実際の降水粒子と最新型レーダーでの見え方を比較するという大規模な観測実験を実施し、雨滴粒径分布や降水粒子種類の推定手法の開発。さらにその応用として、降水量を精度良く推定したり、大気上空で発生するゲリラ豪雨の“卵”を探知したり、地形性降雨(地形性の上昇流によって降雨が強化される)を予測したり、レーダーデータを気象予報モデルへ取り入れる(データ同化)ことで降水量予測をしています。
 また,世界の雨量計による観測情報や人工衛星による地球規模の降雨観測情報を用いて、現気候条件での異常降雨の出現特性の把握や気候変動による兆候を探っています。さらに全球気候モデル(GCM)や領域気候モデル(RCM)とタイアップさせて30年後、100年後の異常降雨の出現特性を明らかにして人間社会への影響予測を進めています。(京都大学 中北研究室HPより引用)

講演会の様子

 講演内容は,気象に関する基礎知識や、積乱雲のできかた、豪雨の種類、線状降水帯などに関する専門的な内容に加え、地球温暖化による今後の日本での豪雨への影響をシミュレーションした研究結果を踏まえた防災の重要性を、豊富なデータと非常に分かりやすいプレゼンテーションで丁寧に楽しく説明していただきました。

 生徒は,研究の大変さはもちろんですが,それを上回る新しいことを知ることの楽しさ・面白さを感じとったようです。気象や防災研究および研究者への関心を大いに高めただけでなく,将来の進路への指針(Vision)ともなったのではないかと思います。

 小坂田先生は本校の卒業生(2012卒業,63期)であり,講演会場であった 100周年記念館やテニスコート(高校時代はソフトテニス部でご活躍されていました)を懐かしんでおられました。

 放課後にも,小坂田先生との交流会を開催しました。理数科生徒だけではなく普通科生徒も集まり,先生の気さくな人柄とも相まって,研究の魅力について,詳しく語り合うことができました。

 まだ知らないことや新しい知識について,どんどん質問していく姿勢(Research Mind)は,津山高校のSSHで育みたい三要素(VGR)の1つです。このような取り組みを通じて,津山高校生は成長していきます。

<生徒の感想>

・次の課題研究に向けた研究への意識の仕方や向き合い方が変わった。地道な作業や実験の失敗が時には新たな発見があるということが一番印象に残っている。

・なりたいものやしたいことがなくて、困ってる時小さい頃自分が興味を持っていたことから探すということは自分もしてみたいと思った。研究は地道な作業の積み重ねだということを小坂田先生の講演を通じてとても痛感した。

・自分自身の興味のあることを研究し、その答えを探そうとしている姿をかっこよく感じました。私も勉学に励み、良い研究につとめたいと思いました。

・資料の分析などをAIに任せることで資料の分別などはしやすくなるが人間が自分の手ですることでその情報から得られる目的以外の情報を得ることができるということを学びすごく納得することができた。

・何万枚もの天気図を見ているうちに新たな能力が身についたという話を聞いて、これから課題研究をしていくときに自分もそのような気づきが生まれるように頑張りたいと思いました。

・高校生の時にあまり目標がないのはいけないことなのかと少し自分が不安になっていた部分があるので今回の講演を聞いて安心しました。これから自分の将来について考えていきたいと思います。

・温暖化による影響を予測するシナリオはレベル毎にあることを知って、課題研究の仮説や計画も様々な予測をして立てる必要があると思った。また、研究者としての仕事は地道な作業が大部分を占めるということを聞き、自分も課題研究をするときには少しずつ成果を積み上げていきたいと思った。

・災害はいま増えているが、知識としてはあまりなかったので、とても参考になった。地球温暖化について言葉だけでなく、身振りや言葉遣いにも気を使ってくださって、とてもわかりやすかった。大学でも研究風景や、大変だったことなど、とても詳しく、そしてわかりやすくお話してくださったので、将来について少しイメージを持ちやすくなった。また、自分の興味があることに焦点を当ててみて、しっかり大学やその先のことも考えておきたいと思った。

・小坂田先生が今のお仕事に就くまでの経緯やそこでの研究内容、現代の日本の気候・気象のことについて私達にも理解しやすい言葉にして丁寧に説明してくださって、話して下さったこと一つ一つがきちんと理解できて、興味が湧きました。これから始まる課題研究で、最後に二年生の先輩が仰っていたような共感を自分も味わえるように頑張ろう、と思いました。温暖化という言葉は知っていても自分にとって身近だったので詳しくは知らなかったため、今日わかりやすく説明していただいて環境について興味が湧いた。未来のことがわかることはすごいことだと思った。

・今回の講演を聞いて地球温暖化と気象の関係はとても深い関係であると知りました。地球温暖化はただ、気温が上がるだけではなく、豪雨の回数が上がるなどの影響を及ぼすとは知りませんでした。また、台風は地球温暖化の影響で回数だけは減少するとは驚きでした。このような講演をしていただきありがとうございました。

・私は今まで気象や気候に関する講義や講演会を受けたことがなかったので、とても興味深かった。地球温暖化に伴う異常気象の発生については、テレビやインターネットで何となく聞いた事のある程度だったので、今回の講演会を通して正しい理解をすることが出来たと思う。また、人間が行うからこそ分かることがあるといった内容にとても感銘を受けた。

・小坂田先生が誰でもわかるように簡単に説明してくださったので、多くのことが理解でき、講演を通して多くのことを知ることができて良かった。自分が考えている進路に研究者はなかったので、視野を広げることが出来た点でもとても貴重な体験だった。この講演を通して学んだことをそのままにするのではなく、将来自分が1番したいことができるように活かしたいなと思った。

・自分は医学に興味があり、気象についてはあまり興味はなかったのだが、今回の講演を聞いて気象って面白いなぁと思った。こういう風に自分の視野の外側に沢山おもしろい世界が広がっているんだろうなあと思った。今後自分が何を専攻するにせよ、自分の外側にも意識を配れるような幅の広い人間になりたい。

・先生がご自身の研究に対して熱心に楽しく研究されているというお話を聞いて研究職の楽しさがわかりました。

・自分は将来研究職についてこれから先の人生を歩んでいく自信が無かったけど、講演を聞いて少し興味が湧きました。これから自分の興味のあることについてもっと調べたりしたいなと思いました。

・質問にも答えてくださりありがとうございました。私は課題研究をして、やっぱり研究で、みんなと考察したり、データとったり、ちゃんと結果が出たりするのが楽しいと感じて、研究職に就きたいと思っています。印象に残ったのは座談会での、「責任がある方がいい、安心するとダメになると思う」という言葉です。安定した職業に就きたいと思いがちでしたが、小坂田さんは責任感があってすごいと思いました。見習いたいです。自分の本当にやりたいことを探したいと思います。

[美術部] 展覧会がスタートしました!

ピアットノノさんで、5月9日(月)まで「貪欲に、強欲に」展示しています。
ご来場くださった際には、「貪欲に、強欲に」ご覧ください。

きてね。

美術部より

津山高校美術部作品展「TSUYAMA~己に貪欲に、強欲に~」
2022.3.16(水)~5.9(月)
イタリア料理 ピアットノノ(勝田郡勝央町勝間田586-4)
定休日:火曜日 
※お食事はご予約優先となっております。
※貸切・満席・臨時休業の場合もございますので、店舗のHPをご確認ください。

きゅうり切りに挑戦!!(令和3年7月)

 きゅうり1本を、小口切り、乱切り、斜めうす切り、せん切り、拍子木切りの5つの切り方で5分以内で切る実技テストです。各自テスト本番に向けて家できゅうりの切り方の練習をしました。テスト本番では時間制限がありとても緊張する空気の中、各自最大限の力を出すことができました。
しかし、なかなか15点満点をとることは難しかったです。

切り方だけでなくスピードも重視されることがあり、日頃からきゅうり以外の野菜でも練習して自分の力をつけていきたいと思いました。

十六夜祭(令和3年9月2日(木)・3日(金))

今年度、十六夜祭での家庭クラブの展示として、次のような取り組みをしました。

〇津山高校オリジナル食育教材の展示コーナー・・・紙芝居、地産地消食育かるたを展示し、生徒の皆さんに楽しみながら食育教材に触れてもらうことができました。

〇食育レシピ展示・・・乳製品や野菜をたっぷり使った高校生の朝ごはん献立、発酵食品を使った料理、地元の特産品を活用したレシピなど、夏休みにクラブ員が考えたレシピを展示しました。多くのクラブ員が、工夫を凝らし、美味しそうな料理やお菓子など手作りしていて、見るだけでとても勉強になりました。

〇津山高校食育ソングの手話バージョン展示・・・今年、新しい取り組みとして、みんなで手話を勉強しました。図書室で本を借りたり、クロームブックを使ったりして、クラブ員で津山高校食育ソング「どんな野菜がとれるかな?」を手話に訳し、模造紙に書いて展示そしました。絵と文字を使って手話を表現するのは大変でしたが、メンバーで協力してわかりやすいポスターを作ることができました。

〇手話パフォーマンス動画上映・・・津山高校食育ソング「どんな野菜がとれるかな?」を歌いながら手話で表現することに挑戦しました。「歌う」「たくさん」「食べる」など1つの言葉にもいろいろな手話の表現があり、歌に合わせて手話を表現することの難しさを感じました。放課後何度も練習して、「どんな野菜がとれるかな?」の手話バージョンや、各クラスの手話動画を上映し、たくさんの生徒の皆さんに頑張った成果を見てもらうことができました。

〇教育を受けられない世界の子どもたちへの支援バッグ活動・・・支援バッグ活動の紹介や、マスクとメッセージカードづくりを体験してもらい、支援品への協力を呼びかけました。ノートや鉛筆、消しゴム、タオル、マスクなど、文化祭当日だけでなく、夏休み中も多くの生徒の皆さんにたくさんの支援品を協力いただき、ありがとうございました。年間を通して支援品を受け付けますのでご協力をお願いします。

[美術部]美術部展覧会のご案内

3月16日(水)より津山高校美術部の作品展を勝央町で開催することになりましたので、 ご案内します。

津山高校美術部作品展2022
TSUYAMA~己に貪欲に、強欲に~

  • 期 間: 2022年3月16日(水)~5月9日(月)
  • 場 所: piatto nono[イタリア料理 ピアット ノノ](勝田郡勝央町勝間田586-4)
  • 時 間: 11:00~21:30
  • 定休日: 毎週火曜日・3月18日(金)・3月28日(月) は臨時休業します。

※  貸切・満席・臨時休業の場合もございますので、お店のホームページをご確認ください。 (http://piatto-nono.com/
※  ギャラリー観覧のみのご来店もできます。
※ お食事はご予約優先となっております。

 <美術部員からのメッセージ>

 こんにちは。津山高校美術部です。
昨年に続いて、今年もピアットノノにて展覧会を開くことになりました。

私たちは、「己に貪欲に、強欲に」をテーマに活動しています。
今回の展示でも、それぞれ「貪欲に、強欲に」様々な方法で表現していますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです。

皆様のご来場をお待ちしております。

第22回中国高等学校柔道新人大会

 11月20日に行われた中国高校柔道新人大会に岡山県代表で出場しました。予選リーグ3位という結果でした。この経験を糧に一回り成長してくれると思います。

本校 0-③ 広陵高校(広島県)

本校 1-② 八頭高校(鳥取県)

本校 1-1 広島工大高(広島県)

0勝1引分2敗 という結果でした。

令和3年度岡山県高等学校柔道新人大会

 11月5,6日に岡山県高等学校柔道新人大会が行われました。女子団体で第3位に入り、11月20日に行われる第22回中国高等学校柔道新人大会に出場が決まりました。

■ 女子団体 第3位(大西未紗 池上小都美 二木穂香)  中国高等学校柔道新人大会出場

■  男子個人60kg級   第2位 今岡仁大

■  男子個人無段の部重量級 第2位 今井一翔

■  女子個人48kg級   第3位 池上小都美