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PTA補導

12月4日(土)にPTA福祉補導部の役員の方々を中心にアルネ津山とイオンモール津山で歳末補導を行いました。当日は津山市内の高校の合同での実施となりました。

科学部 サイエンスチャレンジ2021総合5位入賞

今年度も11月20日(土)に岡山大学でサイエンスチャレンジ岡山2021が行われ、津山高校科学部から2チームが参加しました。県内から38チームが参加し,全国大会(科学の甲子園)への出場権をかけて科学に関するさまざまな筆記や実技で競いました。

部門は筆記競技(チーム内で相談可能で各分野〔 数・物・化・生・地・情〕の難問に挑戦)と実技競技①~③がありました。
実技競技①(物理・化学分野) 炭酸ガスを使ってコルク栓を飛ばし着地の正確さを競う。
実技競技②(生物・地学分野) 会場周辺のフィールドワーク
実技競技③(工学分野) A4コピー用紙100枚とクリップ100個を使って「ペーパーグライダー」とペットボトル10本の重さに持ちこたえる「ペーパータワー」を製作しその完成度を競う。

結果は実技競技で過去最高の2位となり,総合で昨年度に引き続き5位に入賞しました。

実技競技②第2位(2年理数科チーム) 総合成績第5位(2年理数科チーム)

1年理数科生チームもペーパータワーで最後まで粘り強く取組み、ペットボトル10本をみごと乗せるなど、素晴らしいチーム力を見せてくれました。この経験を自信に次の目標に向かってがんばってください。

10/28(木) 「四校連携講座」津山市長への提言

10/28(木)16:00から、津山市役所で、四校連携講座「地域創生学」受講者のうち、代表8名が津山市長への提言に参加しました。本校からは高校2年次生の杉山萌々香さん、前美里さんが参加しました。夏休みの5日間を通して学習した成果を提言として発表し、津山市の谷口市長も熱心にコメントしてくださいました。

以下は、前さんによる閉会あいさつです(抜粋)。
 本日は、このような貴重な機会を設けていただき、ありがとうございました。 私は講座前、高校生は大人に比べて未熟であるため、地域課題の解決にあたって、あまり力になれないのではないか。というふうに思っていました。しかし、5日間の講座や今日のような機会を通して、高校生でも地域の課題について考えることができ、それが魅力的なまちをつくっていく上で役に立つということがわかりました。
 今年度の四校連携講座は、これで一区切りです。しかし、もちろんこれで終わったわけではありません。この講座や今日の経験をふまえて、私たちは、これからも地域の課題に目を向け、「自分事」としてどうすれば地域がよくなるかを考えていきたいと思います。そして、それぞれの学校に、「地域創生学」を通して学んだことを持ち帰り、同年代の高校生に、「自分の地域に興味を持つ」という輪を広げていきたいと思います。
 本日は本当にありがとうございました。

【理数科2年】「サイエンスリテラシーⅡ」英語研究交流講座

令和3年9月24日(金)、岡山大学大学院に在籍する9名と理数科2年6組(当日参加38名)をオンラインで繋いで、All Englishの研究交流講座を行いました。この講座は、本校学校設定科目である「サイエンスリテラシーⅡ」の一環として実施しました。参加してくれた大学院生は、それぞれ中国やイラン、バングラディッシュ、トリニダード・トバゴ、ニカラグア、ケニアなど多様な地域出身の方々で、生徒にとっては未知の文化に触れることができる機会となりました。

互いに簡単な自己紹介の後、留学生から岡山大学での研究内容や出身地域の文化(お祭りや食文化)などについて色鮮やかなプレゼン資料をつかって、楽しく説明してもらいました。次に、生徒たちは自分たちが学校で学んでいることや、住んでいる地域についてプレゼンをしました。 最初は少し緊張した様子も見えましたが、どんどん打ち解けて話すことができたようです。2時間はあっという間に過ぎ、最後は笑い声があちらこちらで起こるなど、特別な時間を経験することができました。

【理数科】令和3年度サイエンス探究Ⅱ中間発表

 令和3年7月15日(木)理数科2年次生によるサイエンス探究Ⅱ中間発表を行いました。4月から10グループに分かれ,テーマを決めて取り組んできた研究の成果を発表しました。部活動や勉強,委員会活動などでそれぞれ忙しい中,放課後の時間も使い,実験と考察を重ねてきたそれぞれの研究は見ごたえのある内容でした。

 今年度は新型コロナウイルスの関係もあり,本校のSSH運営指導委員の10名の先生方にオンライン会議アプリを活用して,中間発表に参加していただきました。WEBカメラ越しではありますが,指導・助言の時間では、生徒たちは活発に意見交換を行うことができました。

 運営指導委員や外部指導員の先生方(美作大学や津山高専の先生方),本校教員による質疑応答を通して,今後の実験・考察に向けて多くの課題を明らかにすることができました。ご参加いただいた先生方,ありがとうございました。
 生徒たちは発表会が終わってすぐに指導していただいた内容を参考にして,今後の実験計画について相談していました。

今回発表した研究テーマは以下の通りです。今後の研究の進行によってテーマは変更になる可能性があります 。

  • 箱内物体におけるバラ緩衝材の性能評価に関する研究
  • 多重構造物体の速度変化と内物体の運動解析
  • 物体と床の間に液体があるときのそれらの接触時間と最大摩擦力の関係
  • 液状化現象における粒子の挙動
  • 炭素棒による電気分解
  • 抗酸化物質について
  • 天然素材を用いたコーティングによる紙の耐水性と分解に関する研究
    ~プラスチックに代わる新素材を目指して~
  • スクラブ剤の研究
  • モジホコリの学習行動について
  • ゼブラフィッシュの“うつ様行動”の起こる条件について

SSH東京研修Webセミナーを実施しました

令和3年度 東京研修 WEBセミナー(高校1年次)を9月11日に1年次生38名が参加して行いました。 例年は実際に東京大学を訪問していますが,今年度も新型コロナウイルスの影響により叶わなかったため,テレビ会議アプリ(Zoom)によるWEBセミナー形式となりました。 講師として東京大学大学院総合文化研究科 前田京剛先生と東京大学地震研究所 武多昭道先生の2名をお招きし,それぞれの最先端の科学研究のお話やその研究が社会にどのように応用され役立っているのかを学びました。

 今回の研修に参加した生徒は、7月28日と9月8日の2回の事前研修を通じて先生方の研究について調べ、気になることや聞いてみたいことをまとめて参加しました。 そして、先端科学を知るための下準備をして臨んだ生徒たちは、講義でもしっかりとメモを取りながら積極的に質問をしていました。今回の研修で生徒は高校で学ぶことの更に先にある学びにしっかりと触れることができたようでした。 その後,先生方には生徒からのたくさんの質問に答えていただきました。

講義の後で生徒たちは研修内容をまとめたレポートの作成を行いました。各自のChromebookを持ち寄り、Googleスライドを活用しながら協働で印象に残ったことや新たにわかったことなどをレポート作成を通して共有しました。 すでに学校生活の多くの場面でChromebookを活用しているので、今回も協力しながらとても上手に作成をしていました。

<参加生徒の感想>

◯超新星爆発から得られる素粒子を使ってものを透かしてみたり断層について調べたりと一つのものから複数のことを調べたり、宇宙という遠い存在だったものが今では身近なものに近づいているのだということが実感できた。それに加え、「暗黒物質」や「反物質の行方」など、今ではまだ知られていない物質の原理や性質などを解明してやりたいという意欲の向上にもつながった。地震の強さ、津波の想定など自分たちの身を守ることにもつながるので研究をして社会貢献できるような自分になりたい。

◯電子が粒子と波動の二重性を持っているということが印象に残った。半導体の集積化や、超電導などまだまだ改善が必要だったり実現が遠いかもしれないが、これらが未来の先端技術となるのが楽しみに思えた。身の回りにある物事をすべて当たり前だと肯定するのではなく、疑いの目を持って生活していこうと思った。

◯超電導って本当に奥が深いなと思いました。予習でも理解の難しかった超伝導現象はわかりやすい先生のご説明でなんとなく理解することはできました。また、BCS理論のお三方の例から、異分野交流は研究雨を発展させる上でとても大切だということがわかりました。やっぱり英語や中国語などの世界共通言語は理系においても必要なんだと実感することができました。

◯今の自分の知識では到底理解したり想像したりすることができないことを直接聞くことができてとてもいい経験になった。宇宙線についてのお話では宇宙というとても広い範囲のことについて触れて物理学の先端を走っておられる武多先生の凄さを実感した。自分の身の回りのことに疑問を持ってその疑問を積極的に解いていけるような人になることができたらいいなと感じた。

「メディカルサイエンス」病院研修(津山中央病院インターンシップ)

令和3年8月5日(木)、本校独自科目「メディカルサイエンスⅠ」の研修の一環として医療現場でのインターンシップを行いました。本研修は、津山中央病院のご協力で様々な医療機器の説明や体験、医療従事者の方から実際のお話を伺うことができました。

研修は、心肺蘇生法の学習や陽子線センターを含む病院内の見学、OPE室の見学、手術支援ロボットのシミュレーターの操作など、普段では見ること・知ることができない内容ばかりでした。

参加した生徒は,医学部を志望する生徒が中心ということもあり、医学への興味を深め、より医療へ従事したいという思いを強くしていました。

「メディカルサイエンスⅡ」第2回ワークショップ

 メディカルサイエンスⅡ(高校3年次生対象)の第2回ワークショップを8月4日(水)に行いました。

 毎年岡山大学生殖補助医療センターから先生をお迎えしております。今回は講師として田﨑 秀尚先生に生殖医療に関する講話と実習を指導していただきました。参加した生徒たちは、将来、医師をはじめ医療従事者を目指す生徒たちでしたので、熱心に話を聞き、質問していました。講話のあとは擬似卵を使った生殖医療の技術を体験する実習でした。

 不妊治療に関わる方々の責任の大きさ、卵を扱う技術の難しさを感じていたようです。このような経験を通して、将来自分の関わっていく医療についての理解を深めてほしいと思います。

「ナチュラルサイエンスⅠ・Ⅱ」第2回ワークショップ

ナチュラルサイエンスⅠ・Ⅱ(高校2,3年次生対象)の第2回ワークショップを2021年6月26日(土)に行いました。

今回のワークショップには、岡山大学異分野基礎科学研究所 鈴木孝義先生をお迎えしました。鈴木先生は本校のSSH運営指導委員でもあります。今回は「錯体化学」を中心とした講義でした。身近な発色している物質などを例として、なぜその物質はそのような構造になるのか?疑問をもって世界を見つめることの大切さなどを教えていただきました。講演後も生徒が何人も残って質問するなど、非常に興味関心が高まった様子でした。学校設定科目ナチュラルサイエンスで身につけるべきVisionとして、多面的・多角的な視点や、学問的な広い視野を得る機会となりました。

○生徒の感想(抜粋)

 今回のワークショップを通して金属錯体について学ぶことができた。とても難しい内容だったが、基礎から教えてくださったり、実験を混ぜながら説明してくださったのでとても分かりやすく面白かった。多彩な色を示す金属錯体は身近なところでも役立てられていて驚いた。また、金属錯体のどのような性質がそれらに応用されているのか具体的に知りたいと思った。そして、可視光線の実験で下敷きが特定の光を吸収すことで、光が透過しないのを知って驚いた。金属錯体や色、光について興味が深まり、そしてとても面白かったので他にも知りたいと思った。ワークショップでは様々なことに興味を持ち、色々考えることが重要だと学べた。分からないことがあっても自分なりの考えや意見を持ちたいと思った。日常生活で持った疑問を大切にし、自分の視野を広げていきたい。

 今回のワークショップで私は鈴木先生のお話からたくさんのことを知り、自分なりに考えることができました。私は理学部の化学科にとても興味を持っていたうえ、資料だけでもわくわくするような内容だったので、とても楽しく印象に残りました。特に印象に残った内容は、物質のつくる「色」についてです。物質それぞれでつくる色が違うのはもちろんですが、温度や溶媒によって変化するものもあることにとても驚きました。色の違いや変化があるということは性質の異なるものであるということであり、それが目で見て分かるということでもあるので、様々な場面で活用されるんだなと思いました。また光についてのお話では、光の吸収についての実演もあり、とても興味がわきました。物質が花火などの、光を放出するものである時それは暗いところで見ることができ、逆に光を吸収するものは明るいところで見ることができるというお話は、当たり前なことのようではあるけど、考えたこともなかったのでかえってとても納得させられました。色や光などは日常にありふれているけれど、それらは物質自身の中身が何であるかを示している、ということを改めて感じ、自分たちの生活にたくさん活かされているんだなと思いました。今回のワークショップのように、これからも自分の面白いと思える分野を探り、何故と思ったら自分なりにしっかり考えることを大切にしていこうと思います。

「ソーシャルサイエンスⅡ」第2回ワークショップ

ソーシャルサイエンスⅡ(高校3年次生対象)の第2回ワークショップを6月26日(土)に行いました。

今回のワークショップには、ソーシャルサイエンス開設からお世話になっている津山信用金庫理事長の松岡裕司先生(本校卒)をお迎えしました。将来の日本、世界でリーダーとして活躍することを目指す生徒に向け、「稼ぐ地域を創生する」をテーマに講義をしていただきました。

津山地域の現状や、地域創生への取り組みを知り、津山から世界へどういったアプローチができるかを、経済という視点から考えることができたと思います。