『第53回 十六夜祭』を開催しました

9月8日(木)~10日(土)に『第53回 十六夜祭』を開催しました。

感染症対策のため、様々な点で例年と異なる形式での開催となりましたが、各部門で様々な工夫を凝らし、無事終えることができました。十六夜祭に関係していただいた全ての方に感謝申し上げます。

 このブログでは、3日間を振り返ってみようと思います。今年のテーマは「溌溂」でした。

【文化の部(8日・9日)】

まず、正門では十六夜委員が作成したアーチが迎え入れてくれました。赤・青・黄の3色をベースに色鮮やかなアーチを作成し、設置してくれました。また、十六夜委員は南ピロティーに傘を用いた幻想的なオブジェも作成し、十六夜祭を彩ってくれました。

 体育館では、昨年度に引き続き2回目となる映画の上映が行われました。各ブロックそれぞれのテーマをもとに撮影、編集を行ってきました。シーンごとに分担して作業するなど、準備段階から工夫を凝らし、それぞれの特色あふれるクオリティーの高い作品を上映してくれました。また、冒頭では3ブロック合同制作の「T-1グランプリ」が開催され、会場を笑顔にし、空気を温めてくれました。

校内では、各ブロック展示が行われました。“見て楽しむ“をテーマに各ブロックとも感染症対策や安全対策も考えながら、趣向を凝らし、入念に練り上げられた設計で、各ブロックそれぞれの世界観を創り出してくれました。

3年生は各クラスで展示を行いました。準備期間が短い中でも、各クラス楽しみながら、様々な工夫がされており、各クラスの色もよく表現されており、とても思い出に残るものとなりました。また、3年生全クラス合同でステンドグラスを作成しました。窓に飾られた作品に太陽光が差し込み、とても芸術的で色鮮やかでした。

また、たくさんの文化部や各種委員会による展示やパフォーマンスを実施し、日ごろ一生懸命活動している様子がとてもよく表れていました。生徒会ではオープニングやエンディングムービーも限られた作成時間の中で非常にクオリティーの高いものを作り上げるとともに、十六夜祭の準備の様子をメモリアルムービーとして体育館で上映するなど、文化の部を盛り上げました。

【体育の部(10日)】

開会式では各ブロック団長による息の合った選手宣誓が行われ、感謝の気持ちを込めた元気のよい挨拶で体育の部が幕をあけました。午前の部は晴天の中、どの競技においても接戦となるなど、白熱した展開が見られました。午後の部は、応援団のパフォーマンスで幕をあけました。どのブロックも練習に練習を重ね、息の合った非常にレベルの高いパフォーマンスを披露し、会場の熱気がさらに高まりました。途中、雨天により一時中断したものの、予定されていたプログラムを全て実施することができました。また、今年度は3年ぶりに保護者の皆様にも公開をすることができ、生徒たちの溌溂とした様子を見ていただけたのではないでしょうか。

【3日間を通じて】

 様々な制限のある状況の中でも、工夫を凝らし、最後まで全力で活動していました。準備の段階では、試行錯誤を繰り返し、たくさんの失敗を積み重ねた場面もみられました。それでも仲間と協力して1つずつ乗り越え、汗と涙の「溌溂」とした3日間になったのではないでしょうか。生徒一人ひとりが大きく成長するきっかけとなる十六夜祭であり、やり遂げた生徒たちの顔はまさに「溌溂」とした元気よさと充実感にあふれていました。生徒たちは十六夜祭を通じて、一回りも二回りも大きくなったように思います。