10月10日(土) に、岡山大学の石野宏和先生をお招きし、高校2年生を対象としたナチュラルサイエンスⅠワークショップを行いました。
石野先生には、宇宙のはじまりや宇宙初期に起きた急激な膨張現象であるインフレーション、そして物質の最小単位である素粒子と広大な宇宙がどのようにつながっているのかについて分かりやすく説明していただきました。先生の研究の一端を通して、生徒たちは最先端の宇宙物理学の世界に触れることができました。
生徒たちは事前学習を経て本番に臨み、石野先生のお話に熱心に耳を傾けていました。講演後には積極的に質問する姿も見られ、宇宙のはじまりや素粒子に関する理解と興味をさらに深めることができました。
【生徒の感想】
- 「宇宙」という存在は知っていると思っていたけれど、自分が知っている宇宙はほんの一部でまだまだ知らないことがあるなと思いました。一番小さい物質が一番大きい物質に深く関係しているとわかりました。また、宇宙の始まりや終わりという遠い存在の出来事が、いろんな研究や現象によって明らかになっていることがすごいと思ったし、改めて宇宙の広さやエネルギーの大きさについて実感しました。事前学習では、消えない音をヒントに新しいものが見つかったことがわかり、研究のズレや謎の解明が新しい何かを見つけるきっかけになると思いました。また、重力が一番弱い力であることも驚きでした。エネルギーを高くすると小さいものが見えてくることもわかりました。また、4つの力のうち重力が一番難しく、分かっていないことが多くあると知ることができました。宇宙が冷えて星ができることも新たな学びでした。偏光の仕組みもとても興味深かったです。
- 現時点で最も小さいとされているのはクォークという素粒子だが、技術が発展してクォークの中まで見ることができるようになったら、さらに小さな粒子が見つかるかもしれないと考えると興味深いと思った。大統一理論を証明するためには、LHCの一兆倍のエネルギー必要だということに驚いたし、それを実現するために、高エネルギー加速器を宇宙に作るという計画があることにも驚いた。私が生きている間にどうにか工夫して証明してほしいと思う。宇宙のインフレーションや、銀河の大規模構造の話を聞き、宇宙の世界はスケールが大きすぎて、地球、家、人間はほんとうにごく僅かな存在なのだと改めて実感した。分からないことが多いからこそ、無限に追究できることが宇宙物理学の面白さだと思った。
- 素粒子に関して現在世界で行われている実験や石野先生が携わった研究についての話を聞くことで好奇心が刺激されました。小さい素粒子を観察するには莫大なエネルギーが必要で、宇宙の始まりには量子ゆらぎがあったと聞いて小さいスケールと大きいスケールのもの同士のつながりを感じ、ロマンが満たされました。一見関係ない二つのことが結びつくというのは学問の面白いところだと思うのでその発見のためにも知識を増やしていきます。講演はとても勉強になりました。






