岡山大学特別講座

6月19日、高校1年生を対象に、岡山大学の先生方をお招きして特別講義を実施しました。この講義は、本校(iP)の取り組みの一つであり、生徒たちが大学での学びや研究に触れながら、自らの進路について考える機会として毎年行われています。

講義では、各分野の専門的な内容を分かりやすく紹介していただき、生徒たちは大学での学問の奥深さや社会とのつながりを学びました。普段の授業とは異なる視点からの話に、生徒たちは興味深く耳を傾け、真剣な表情でメモを取る姿が見られました。

高校1年生にとって、これから文系・理系の選択や将来の進路について考えていくことになります。今回の講義は、自分の興味や関心を見つめ直し、「将来どのようなことを学びたいのか」「どのような道に進みたいのか」を考える貴重なきっかけになったのではないでしょうか。

進路選択に正解はないのかもしれません。しかし、自分で考え、悩み、納得して選んだ道は必ず将来につながります。今回の学びを生かし、一人ひとりが目標を持ってコース選択に臨み、後悔のない進路決定をしてくれることを期待しています。

【生徒の感想】
言葉は自然に身についているからこそ文法として考えると分からなくなってしまう。英語を学ぶのはとても難しいと思っているけれど、英語圏の人はそのようなことを思っていないのは何で?と言われると答えられないのが不思議だ。言語を学ぶのは難しい文を読むだけだと思っていたけど、実は今使っている普段の言葉に潜む不思議を考えていることもしていることが分かった。答えが分かっていないからこそ面白いのが文学部の良さで楽しさなんだろうと思った。高校では学べないことがあるのは大学のいいところだと思った。<文学部>

モノづくりには、細かいけど利用者のことを考えた工夫が多くあることが分かった。仮想空間作成には骨のレントゲンからレーザースキャナーを利用して義足のようなものをつくったり高周波成分で耳には直接届かなくても骨伝導のように感じる音としてあじわい、脳をリラックスさせることができたりするなど、最先端の話が聞けて興味がわいた。機械製品には「より軽く」「より丈夫」「より永く」という特性が求められていることが分かった。これからはAIとかも多くかかわってくると思うので、AIX工学というところにも期待してみていくと面白いのかなと思った。<工学部>

ペア活動の際、自分の言葉をうまく表せず、意識するものによって片方のことができなくなってしまった。研究されているCAFでは1年間でどの項目も良い結果が出ていることから続けることの必要性を感じた。日々の疑問が研究の題材になり、教育の現場につながっていることがわかり、面白そうだと思った。英語を話すことも、教えることもどちらも難しいことだけど、「できるようになる!」を目標に個性を生かしてその人に合った教育の仕方をするのが大事だと分かった。<教育学部>

有名な人の言葉で「全てのものは毒であり、毒でないものは存在しない。服用量こそが毒であるか、そうでないかを決める。」とあったが、毒は薬にでもなるし、反対に薬は毒にもなることができるということがよく理解できた。昔、サリドマイドは睡眠薬として売られていたけど、実は妊婦さんが飲むと胎児に奇形ができるという副作用があった。これをアメリカでは胎児に対する影響のデータがないという理由から認可を止めていたから被害がなかったという話を聞いて、改めて薬の怖さと、臨床試験の大切さを知った。これからも薬を正しく使えるように気を付けようと思った。<薬学部>

「がん」というテレビでも新聞でもよく取り上げられる人間に密接な病がどのようにして私たちの体を脅かしているのかという単純な好奇心からこの講座をうけた。最初に実感したのは「医療」という場においてもがんが危険視、重要視されていることだ。がんは早期発見が命という話をよく耳にするが、がんという異常を発見するには、まず私たちの体の正常を知る必要があると教わった。そして正常を知っていく上で大切なものは今私が習っている理科、数学、英語などの科目であり、それらを好奇心に従ってつきつめていくことが研究の発展につながっていると考えた。これは研究以外の日常にもいえることであり、常に自分の疑問をもって答えを知ろうとすることが自分のスタイルの確立になるという先生の言葉を聞いて、今私がするべきことは興味を見つけることだと今後の指針になる考えをもつことができた。<医学部保健学科>