令和7年度 SSH大阪大学研修

 3月24日(火)、大阪大学吹田キャンパスにて大阪大学研修を行いました。1年次生32名が本校OBである大阪大学工学研究科の赤松 史光 教授(燃焼工学)と高原 淳一 教授(応用物理学)の研究室を訪問しました。

▲フォトニクスセンターの見学

 午前は大阪大学フォトニクスセンターを訪問し、高原先生の研究を紹介していただきました。高原先生は、光と物質の両方を扱う技術であるナノフォトニクスの研究をされています。メタ原子から構成される人工物質であるメタマテリアルによって特定の波長の光のみを散乱させることで、ナノスケールの領域に色をつけることができます。また、黒体放射を利用することで電気の供給なしに温度を下げることが可能になります。フォトニクスセンター見学では実際の素子や実験装置、iPS心筋細胞を見学させていただきました。壮大な装置を前に、参加した生徒は驚きを隠せない様子でした。また、事前学習や研修を通じての生徒の質問に高原先生が丁寧に答えてくださいました。生徒はこの時間を通して、高原先生の研究への理解を深めると同時に、サイエンスについての興味関心を高めることができました。

▲燃焼工学研究室の見学

 午後は、赤松先生の燃焼工学研究室を見学しました。初めに赤松先生から、エネルギーキャリアや新たなエネルギー源として注目されているアンモニア燃焼についての研究紹介をしていただきました。お話の中では、科学的な話だけではなく、持続可能な社会の実現をテーマにした話もあり、一人ひとりが地球の未来のために何ができるかを考えるきっかけになりました。実際に研究を行っている施設もご案内していただき、アンモニア燃焼を実現するために工夫されている点などを教えていただきました。

▲生徒の感想から

・1年間様々な研修に参加しましたが、阪大研修は講義をしてくださったのが津山高校の先輩方だったというのがとても大きいと思います。私たちと同じような年を、同じ土地で過ごし、そして素晴らしい研究者になられていることに憧れや尊敬とともに、自分の将来の希望を感じました。自分もいつか先生方のような人に「なりたい」から「なれるんだ」という気持ちになりました。今私が第1志望に掲げているのはまさに、「大阪大学工学部応用自然科学科応用物理学科目」です。実際に、そこに通っている先輩方のお話しを聴いたり、見たりすることで、自分もここで学びたい!という気持ちが一層強くなりました。この日感じたこの感情を1つのモチベーションとして、2年生の新しいスタートを切りたいと思います。

・初めて大阪大学に行ってみて、すごい大きいなと思いました。敷地内に意外と一般の人がいるのが面白かったし、研究室ごとにアパートみたいな建物があるのが驚いた。実際に学生の人から日常生活や入試のお話が聞けて大学での生活が楽しみになった。研修で研究室の中に入って高価な実験器具を見たり、中の様子を実際にみることができたりして貴重な体験ができた。午前中の見学で、物理の研究室なのになんで生物?と最初は思ったけど、お話を聞いて一つの学問では知ることができることに限界があって、2つの学問の間にまだ発見できるものが沢山あるということが分かって、やはりすべての教科はつながっているからどれもおろそかにしてはいけないなと改めて感じることができた。しっかり勉強していきたいと思った。

・自分の使っているものは先人たちの努力と知恵で成り立っていると知り、これからより高度な世界をつくるためにも自分の世代が頑張る必要があると知った。今、研究されていることが実用化されることが楽しみです。多くの実験機材があり、質の高い実験ができると思った。自分の生活の中にある隠れた努力を見つけて、興味関心の幅を広げていきたいです。