令和7年度 理数科 放射線セミナー(1年次生)

7/30(水)午後、理数科1年次生を対象に、日本科学技術振興財団から 岩﨑 智之先生をお迎えして、放射線セミナーを開催しました。
 毎年このセミナーでは、身の回りに存在しながらあまりその仕組みと中身を知られていない放射線について必要な知識を学び、実験を行います。また放射線の知識は、理学・工学・農学・医学など多方面の進学先で将来関わることになるもので、この講座は生徒の知識の幅を広げる貴重な体験になります。

この講演を通して、生徒は自然放射線のレベル,人体への影響と線量の関係など、放射線に関する正しい知識を得ることができました。また、放射線の有効活用の例として医療では欠かせない技術となっていること,工学や遺跡の年代測定など幅広い分野に応用されていることなど、生徒にとって今後の学習意欲が高まるよい経験となりました。

<生徒の感想(一部)>

・今回の放射線セミナーでは、放射線を実際に観測することで、放射線や放射能,放射性物質について正しい知識をつけることができた。また、放射線は身近なところに多く存在しており、どのような物質から多く発生するのか知ることができた。それによって、放射線とはただ単に怖いものではなく、多少の被爆は問題ないということが分かった。

・放射線物質によって霧箱の中での放射線の見え方,形,大きさがそれぞれ違っていて面白かった。特にラドンガスがガスを入れてしばらくしてから沢山浮き出てきてきれいだった。GPSと放射線量の測定器を紐づけて見たときに、飛行機に乗ったときにちゃんと高度が高くなっているから放射線の量が増加している、という結果を教えてもらいとても興味深かった。花崗岩やコンクリートからも放射線が放出されているのが意外で、結構日常の中にも沢山放射性物質があるんだなと知ることができた。世界の平均と比較したら日本の自然放射線を浴びる量が多いのか気になった。放射線に対する正しい知識を持ってこれから生活していきたいと思ったし、もし間違ったことを言われたら、教えようと思います。

・今回のセミナーを通じて、放射線の面白さ・怖さを改めて感じることができました。霧箱の実験では、石やガスから放出される放射線の軌跡を霧の筋として可視化して観察しました。石やガスから放出される放射線はまるで流れ星のようでとても神秘的だなと感じました。今回、初めて放射線を見ることができ面白く、興味深かったです。また、実際にどれくらいの放射線が身近にあるものから放出されているのか測定器を使って調べて、結果的に石像や校門付近の石などに多く含まれているということが分かりました。グループの皆でより放射線量が多い場所を探していく歩くのはとても楽しかったです。身近な所に放射線があるので、もっと詳しく知りたくなりました。