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令和3年度「集まれ!科学への挑戦者」ポスターコンテスト参加

令和4年1月23日(日),「集まれ!科学への挑戦者」ポスターコンテストにおいて,本校2年次生 7班が参加し,5班が奨励賞を受賞しました。(参加:県内中学校・高校,39本)中学生は3人が優秀賞を受賞しました。
◎奨励賞
・緩衝材が箱の中身に関する影響の解析
・多重構造物体のコロロン現象の解析
・身近になる抗酸化物質を探る
・スクラブ剤による汚れの落ち具合と傷つき具合の検証
・ゼブラフィッシュの視界に入る個体数とうつ様行動の関係性

 このコンテストは,高校生(中学生を含む)を対象とし,私たちが直面する自然の諸問題に,科学的かつ主体的にチャレンジした研究の成果発表を通じて,科学リテラシーの獲得とプレゼンテーション能力の向上に寄与することを目的に開催されています。例年は大学を会場として開催されていますが,新型コロナウイルスの影響で初めてのオンライン開催となりました。

 生徒たちは,審査員である大学の先生方にパソコン画面を通じて自分の研究を楽しそうに説明し,質問に誠実に答えたり,議論したり,助言をいただいたりと,よく頑張っていました。また,オンライン上で他校の発表を聞いたり,質問をしあったりと,交流も深めることができました。
下の画像は,参加した理数科2年次生の課題研究7班のポスターです。

 今後も各種学会への参加など,理数科の活躍はまだまだ続きます。

マサチューセッツ工科大学(MIT)研究者とのオンライン研修(SSH海外研修)

3月16日(水)午前(日本時間)、本校2年次生12名が、アメリカ・マサチューセッツ工科大学(MIT)Ph.D.(博士課程)で研究をされている五十嵐祐花(いからし ゆうか)さんによる講義をオンラインで受講しました。
 本来であれば、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)海外研修として、今月にMITをはじめとするボストン、ワシントンDC、サンフランシスコ等の研究機関等を訪問し、現地での研修を実施する予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け本年度も中止しました。
 今回のオンライン研修は、「海外の研究機関を訪問することで、世界の最先端の科学研究に触れる。海外の研究者・学生と交流することで、国際性とコミュニケーション能力を育て、国際的に活躍することのできる生徒を育てる。」というSSH海外研修の目的に沿う代替案として企画、実施されました。

 講師をしていただいた、五十嵐祐花さんは、東京大学を卒業後、現在MIT大学院でElectrical Engineering と Computer Scienceを専攻されています。「高校・大学・大学院での経験や学び」「アメリカと日本の大学院の違い」「MITについて」「五十嵐さんの大学院での研究について(プログラミング言語)」についての講義を受けた後、生徒たちは1時間以上にわたり、積極的に質問をさせていただきました。五十嵐さんは、生徒からのどの質問にも丁寧に答えてくださいました。プログラミング言語の最先端の研究について研究されていることに触れながら、海外での研究機会を経て感じたこと、その研究に対する主体的な姿勢、心構えが多くの生徒にとって強く印象に残ったようでした。
 世界トップレベルのMIT大学院で研究をされている、五十嵐さんと実際にオンラインでお話を伺い、やり取りをさせていただくということは大変貴重な経験であり、Vision, Grit, Research Mindをさらに磨くことのできる機会となりました。

「メディカルサイエンスⅠ」第4回ワークショップ


1月22日(土)にメディカルサイエンスⅠ(高校2年次生対象)の第4回ワークショップを行いました。

今回のワークショップでは,津山第一病院の坂手洋二先生(本校卒)をお迎えして実施しました。

外科医として経験や、特にがんの治療に関わってこられた経験,その基本的な知識・治療の実際を生徒に語っていただきました。

<生徒感想抜粋>
 県北の医療を支えている医師からお話を聞くことができてとても良かった。特に甲状腺がんについては、今まで知らなかったことが多かったのでとても興味深かった。このワークショップを自分の進路を考えていく上での糧にしていきたい。

 今まではがんについて大体のことしか知りませんでしたが、今回のワークショップを通してガンができる詳しい仕組みや原因などを知り、ガンに対する興味が持てました。現在ガン患者の方は増えており、より身近なものになっている中でがんについて知識を広げることができたので、これからもそれを活かしてガンについての知識を更に深めたいと思いました。また、ガンの症例写真や治療に関わられている先生の話など、普段は知ることのできないことまで知ることができたので今回のワークショップはとても貴重な体験になりました。

 今回の講演で印象的だったことは、がん検査の実際の写真やそれにもとづいた判別や治療方法です。まだがんについての検査や治療を行ったことがない私達からすると未知の領域と呼べる点もありましたが、実際にお医者さんが行っていることを具体的に知ることができて大変貴重な機会となりました。また、緩和専門医について初めて知り、様々な方向から患者さんをサポートすることができるのだとわかりました。先生が最後におっしゃっていたように、夏を制して受験を制したいと思います。

【理数科2年】「サイエンスリテラシーⅡ」第2回英語研究交流講座

令和4年2月18日(金)、岡山大学大学院に在籍する10名と理数科2年6組(当日参加38名)をオンラインで繋いで、All Englishの研究交流講座を行いました。この講座は、本校学校設定科目である「サイエンスリテラシーⅡ」の一環として実施しました。参加してくれた大学院生は、それぞれアメリカやブラジル、中国、インドネシア、フィリピンなど多様な地域出身の方々で、生徒にとっては未知の文化に触れることができる機会となりました。

 互いに簡単な自己紹介の後、留学生から岡山大学での研究内容や、なぜ岡山大学へ留学したのかといったことについてプレゼン資料をつかって、楽しく説明してもらいました。次に、生徒たちは自分たちが1年間続けてきた課題研究についてプレゼンをしました。 今年度2回目ということもあり、生徒はスムーズに英語で発表・交流ができ、留学生からも非常に素晴らしいと褒めていただく場面がありました。大学での学びを知るとともに、英語でのコミュニケーションに自信を深めることができた1日となりました。

【理数科】令和3年度「岡山県理数科課題研究合同発表会」

2月4日(金)にオンラインで行われた「第22回岡山県理数科理数系コース課題研究合同発表会」に理数科2年次生が参加しました。

本校からは代表2グループが参加し、どちらも優秀賞を受賞することができました。発表グループ以外の理数科生徒は情報処理室で発表の様子を参観しました。

オンライン発表
◎ 優秀賞「天然素材を用いたコーティングによる紙の耐水性と分解に関する研究〜プラスチックに代わるコーティング剤を目指して〜」

オンライン発表
◎ 優秀賞「モジホコリの探索行動に及ぼす反復寒冷刺激の影響〜面積変化率を用いた行動解析法の提案〜」

 この発表会の目的は,課題研究の成果を合同の場で発表することを通して,お互いの研究方法や研究内容について理解を深め,学習意欲の喚起と理数科理数系コース生としての意識の高揚を図ることと,大学の教官等からの専門的な見地に立った指導助言により,学習を一層深化させるとともに進路についての意識を明確化させることです。

「ナチュラルサイエンスⅠ」「メディカルサイエンスⅠ」第5回合同ワークショップ開催

 本校独自科目「ナチュラルサイエンス」(自然科学・科学技術をリードする人材育成),「メディカルサイエンス」(医師として医療現場をリードする人材育成)の第5回合同ワークショプを2月19日(土)にオンラインで実施しました。

 講演タイトルは『手術の未来:高校生と考える医と工の融合』です。
医学研究を志すMS選択者と自然科学研究を志すNS選択者にとって、非常に重要な研究分野についての講義であり、事前学習から非常に興味関心が高まる内容でした!

 まず最初に事前学習。次世代スーパーマイクロサージャリー研究会の長谷川様のご協力で、オンデマンド学習として、鏡味裕教授の研究紹介動画を視聴し、予習を行い、質問事項をまとめました。
 次に、ワークショップ当日は、本校OBの広島大学国際リンパ浮腫治療センターの光嶋勲先生による、医工連携の重要性についてのお話をいただきました。また、後輩である生徒たちに心強いエールもいただきました。ありがとうございます!

 そして、鏡味裕教授の講義が始まりました。最先端の研究紹介はもちろん、先生が研究者になられた経緯についても丁寧にご講義いただきました。講義は日本語で行われますが、講義中の紹介動画は、すべて英語でした。予習している内容であったので生徒たちはしっかり理解できており、グローバルに活躍されている最先端の研究者の研究生活を実感できました。
今回講義いただいた研究内容は、マイクロサージャリーを用いた組織培養やキメラ動物の作出、生物生産に関する研究などを紹介していただきました。
様々な実験や今後の研究の方向など,将来の研究分野について生徒たちの視野を広げてくださいました。大学で行われている科学研究について興味関心が高まると同時に,高校生として今何をしなければならないかも考えさせられる授業でした。
そして、何よりも鏡味先生の質疑応答に対する科学者としての真摯な姿勢に生徒たちは感銘を受けていました。

〈生徒感想〉

・今回の講演をお聞きして、新しいものを作っていくためには幅広い分野への理解が必要だということを改めて意識しました。また、今回お聞きした研究が畜産や医療などにも活用できるという点で、様々な分野において可能性を広げる研究なんだなと思い、とても印象に残りました。

・今回は質問できませんでしたが、キメラを作る際の免疫拒絶についてより詳しく知りたいと思いました。今回のお話を聞いて、他の大学での研究についても調べてみたいと思いました。これからは将来のため、1つの分野に捉われず様々な事に対して積極的に興味関心を持つようにしていきたいと思います。

・海外の有名な大学や、教授に認められるような研究をしている先生のお話を聞けて自分の視野が広がったような感覚になった。先生が常に倫理的な問題に対して注意して研究をしているという言葉から研究だけを気にするのではなくて他の視点を持って研究に取り組むことが大切だとわかった。

・今回の講演を通して医と工の融合について考えることができた。研究においては横の繋がりが重要であるという言葉が印象にのこった。そしてアメリカなどの外国では大学と企業が同じ地域に立地していることで、研究成果をすぐに実用化に向けて実践することができているとわかった。またそこでディスカッションを行うことも重要だとわかった。サポート分野が手厚い外国は研究しやすい環境だと思った。キメラを使って、研究室で肉や卵を培養するのは面白いと思った。もし実現することができれば環境問題や食糧問題の解決につながると思った。しかしこれには倫理問題を伴うので実現するのは難しそうだと思った。これからは一つの分野にとらわれることなく、勉強していきたい。

・世の中にはたくさんの分野があるけど、それらを融合させることで新たな道が開けることがわかりました。医工分野もいつか経済や文学、あるいは全く新しい分野と融合して新たな技術や文化が生まれるのだろうと感じました。また、今の医療だけでは救えない命も工学と融合することで救えるようになったり、根本から解決できるようになったりすることを知って魅力を感じました。

・医療分野にも工学分野にも興味があり、今回のワークショップはとてもいい経験になりました。研究分野にはそれぞれ名前があって、分けられているけど、実際はそれぞれの分野が互いに関わり合いながら世の中に役に立つ研究を行っているということがよくわかりました。これは研究においてのみ言えることではなく、物理で数学が必要になったり、社会で化学が必要になったりと、普段の高校の学習でも言えることだと思います。

令和4年度SSH指定校が発表されました

 令和4年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について報道発表がありました。次のとおり令和4年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校 基礎枠【開発型・実践型】の内定をいただきました。 この指定により、研究開発課題である「高い専門性とグローバルな視点を兼ね備えた次世代トップサイエンティストの育成」を目指し、令和4年度〜令和8年度の5年間をかけ, SSH第Ⅲ期の取組を進めていきます。

<画像>文部科学省資料 (別紙1)スーパーサイエンスハイスクール(SSH)令和4年度基礎枠 及び 科学技術人材育成重点枠 内定校 より抜粋

 SSH指定校として2期10年間わたる生徒の努力や飽くなき探究心、そして学校としての取組が評価されうれしく思います。これからも学校全体で協力して更なる研究開発・実践を進めてまいります。
<リンク>
・ 令和4年度スーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校の内定等について
 https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2020/mext_00102.html(文部科学省ホームページ)
・ 【参考】国立研究開発法人科学技術振興機構 スーパーサイエンスハイスクールについて
 https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/index.html

<保健委員会>アロマテラピー研修会を実施しました!

「疲れをいやすアロマテラピー~香りの効果でストレスの軽減~」

高校保健委員1・2年次生を対象に、アロマテラピー研修会を実施しました。

講師の有元先生よりオンラインでご指導いただき 、サシェづくり とセルフハンドマッサージ を行いました。

生徒の感想…

・匂いはストレス軽減にも効果があることを知ったので自分に合う香りを見つけて、寝る前などにハンドトリートメントをしたい。

・マッサージの方法を学べたので、家族に感謝に気持ちを込めてやってあげたい。

・アロマの種類、効果がそれぞれあるので、組み合わせて楽しむことができて面白いと思った。自分の好みの香りを見つけたい。

3/5(土)WWLのWell-beingフォーラムに参加しました

WWL (World Wide Learning)構築支援事業
「Well-beingフォーラム」がオンラインで開催されました。

本校からは普通科2年次生の
新田和奈さん、山﨑乃綾さん、大橋知奈さんが代表となり、
「十六夜リフォーム」のタイトルで、生徒がより集中できる授業の考察
(Consideration on the classroom environment where students can concentrate more)
について、プレゼンテーション発表を行いました。

プレゼン発表の様子

午後からはAMDA代表 菅波茂先生による基調講演や、
他校の生徒とともにグループ協議
「”Well-being”な社会の実現にむけて」に取り組みました。

2/16(水)PTA役員会

2月16日(水) 18:30から開催しました。
令和3年度事業報告を行い、令和4年度事業計画案を検討していただきました。また、津山中学・高校の現状報告をいたしました。