京都大学研修

8月1日に2年次生 27名で京都大学研修を実施しました。

この研修は,津山高校独自の学校設定科目「ナチュラルサイエンス」「ソーシャルサイエンス」の一環として,将来の各分野のリーダーとなる人材を育成することを目的としています。

本校同窓会 京阪神支部長でもある京都大学・杉山雅人特定教授と京都大学の先生方,多数の本校出身の京都大学生たちの支援を得て,京都大学で充実した研修となりました。

(1)全体会

杉山特定教授から京都大学の学部編成と大学での研究についてお話を伺いました。

(2)大学研究紹介

大学院工学研究科,文学部西洋文化学系の2名の卒業生から大学生活や大学での研究などについてお話を聴き,交流を深めました。

(3)研修

模擬授業①「遺伝学的な考え方に触れてみよう」

生命科学研究科 菅田 浩司 准教授から,自身の研究も紹介されながら,「遺伝学」について講義していただきました。「必要十分」という観点から因果を考察していくということについて,生徒へ発問を投げかけながら講義を進めていただきました。

模擬授業②「青の風景―室町時代の歌人心敬の詩藻―」

 大学院人間環境学研究科 長谷川千尋 教授からは,室町時代の歌人「心敬」の和歌・連歌を題材に講義していただきました。

<生徒感想抜粋>

  • 今まで大学での学習、研究というものに対して曖昧なイメージしか持っていなかったが、津山高校の卒業生を初め、多くの方々からのお話や講義を聞くことによって大学がより身近なものになり、明確な研究のイメージを持つことができた。
  • ショウジョウバエの話が一番印象に残っていて、ショウジョウバエの研究を活かすことができたら、人間の臓器を増やすことができたり、新たな生物が生まれたり、ということがあるのだと知って、もっと日常に活かすことが出来るものについて自分でも考えてみたいと思った。
  • 京都大学というとてもレベルが高く日本を代表する大学のうちの1つに訪問するということで、緊張していたけど、思っていたよりフランクな感じで、大学生の方もやわらかな雰囲気で、良い意味で期待を裏切られた。大学の授業(講義)は、教授がぐんぐんすすめて、それを90分するので、講義を受ける人の態度や受け方次第で内容理解度についてとても差がつきそうだと感じた。思っていた以上に自由で、受動的な態度では、絶対に勉強や研究についていけないから、自由だからこそ自分で計画を立てて行動することが大事ということに改めて気づいた。