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令和元年度「理数科講演会」

 2月21日(金)に,大阪大学理学部 篠原 厚 教授 をお招きし,理数科1・2年次生を対象に「放射性元素の基礎と応用 -ニホニウムの発見とがん治療-」というタイトルで講演をしていただきました。

 篠原教授の研究室では,「新しい原子の創造-人工原子(エキゾチックアトム)と超重元素の化学-」を旗印に,どこまで重い元素が存在するか? 相対論効果の化学への影響は? などについての研究を行っています。2016年11月に「Nh:ニホニウム」の名称が正式決定したことは有名な話ですが,ニホニウムのような原子番号が100以上の重元素領域には化学のフロンティアが広がっており,「第2世代物質系の化学」の創造を目指し,研究されています。

 講演内容は,原子の構造とその安定性や,重い元素になると不安定となり放射性同位元素(RI:Radio Isotope)が多く存在するようになるという基本的な話から,ニホニウムが発見されるまでの苦労話(10年近い年月をかけた困難な実験にて3原子を合成・発見,寿命も約1000分の2秒と非常に短い)や,RIをがん治療に応用するという最新の画期的な研究についてのお話もしていただきました。

 生徒は,研究の大変さはもちろんですが,それを上回る新しいことを知ることの楽しさ・面白さを感じとったようです。理学部化学科および放射線への関心を大いに高めただけでなく,将来の進路への指針ともなったのではないかと思います。まだ大学の研究については知らないことだらけのために,篠原教授への質問も絶えませんでした。

 放課後の交流会では,普通科も多く集まり,先生の気さくな人柄とも相まって,理学研究の魅力について,詳しく語り合うことができました。まだ知らないことや新しい知識について,どんどん質問していく姿勢は,津山高校生の特徴でもあります。このような会を通じて,津山高校のSSHの三要素であるVGRが育っているのだと実感しています。

<生徒の感想>

  • 目に見えない粒子について考えるのは,僕からするととても難しいことだけど,今日の講演は図表を多用して可視化してくれていたので,内容を想像しやすかった。また,α 線を用いた薬品は人体への副作用が少なく,がん治療にも役立つということが分かった。 そういった面から医療に関わるのも楽しいかもしれない。研究に対する興味が湧いた。
  • 発見か創生かという問いが気になった。創生だと,人間が新しい構成要素を作ったということになり,宇宙のシステムに手を加えたということになる。どこかの星では118より大きい元素も作られているのかなと思いました。
  • アスタチンを利用したがん治療についての話が最も興味深かった。一見しただけではその重要性に気づきづらい基礎研究が,異なる分野で非常に有用なものになるということが分かった。骨転移したがんが治療できることに驚いた。
  • 不安定な元素と安定した元素の2つの関係によって元素よりもさらに小さい世界が生まれることにロマンを感じた。Nh発見は9年間何兆回もしたと聞き,その研究への根気に感服した。
  • Nhがビックバンのときにすでに存在していたのか,それとも人間が創出したものか分からないというところが面白いと思った。分からないことを解き明かしていくのは楽しそうで魅力を感じた。
  • 放射性元素に関する関心が高まった。ピラミッドや古墳の中の様子を確認するには,ミュオン線を使ったり,がん治療でα線内用治療を用いたり,戦争や事故でマイナスなイメージを持ちがちな放射線には役に立つところがたくさんあって,とても魅力的だと思 った。

 

「ソーシャルサイエンスⅠ」第4・5回ワークショップ

ソーシャルサイエンスⅠ(高校2年次生対象)の第4回ワークショップを12月7日(土)に、第5回ワークショップを2月15日(土)に行いました。

第4回のワークショップには、東京大学史料編纂所教授の山本博文先生(本校OB)をお迎えしました。著書である『忠臣蔵の決算書』に基づいて、歴史と対話することの面白さや奥深さについてお話していただきました。

第5回のワークショップには、東京外国語大学の山口裕之教授をお迎えしました。言葉を学ぶとはどういうことなのか、どのように言葉を用いていくべきなのかということについて、表象文化論やドイツ文学の最前線で活躍する先生にお話をしていただきました。

4回・5回ともに受講者のみならず、多くの聴講者が集まり、質問の飛び交う非常に有意義な時間となりました。

【吹奏楽部】3月28日(土)のスプリングコンサートは延期になりました

第20回の節目として準備してまいりましたスプリングコンサートは、新型コロナウイルス対応の全国一斉休校の影響やイベント自粛の流れを考慮して、当初予定していた3月28日の開催を断念し、5月3日(日)に延期することとなりました。楽しみにしてくださっていた皆様、開催に向けてご協力いただいていた皆様、ご心配をおかけし申し訳ありません。部員は5月に向けて、各自ができる準備を進めています。本番まで今しばらくお時間をいただきますが、よろしくお願い致します。

津山高校・中学校 第20回スプリングコンサート

日時:令和2年5月3日(日) 13:30開場 14:00開演

場所:ベルフォーレ津山(アルネ津山7F)

入場料:無料

※今後の状況により変更がでましたら、このブログ等でご連絡する予定です。

2年次生学校設定科目 普通科「十六夜プロジェクトⅡ」理数科「サイエンス探究Ⅱ」研究成果校内発表会

2年次生学校設定科目普通科「十六夜プロジェクトⅡ」、理数科「サイエンス探究Ⅱ」の研究成果校内発表会を2月4日(火)、本校体育館で行いました。

当日は、これまで研究をサポートいただいた美作大学の先生方、地域の方、そして保護者の方、他県からの視察の先生方と多くの皆様にご来場いただきました。また、高校1年次生240名も来年度に向けて先輩の発表を聞きました。

まず最初に、代表者開会あいさつのあと、普通科からは前週に行われた分野別発表会で選抜された8グループと、理数科から代表2グループがプレゼン発表を行いました。発表後の質疑応答では、参観者から予定時間を超える多くの質問があり、大変盛り上がりのあるプレゼン発表となりました。

普通科プレゼン発表代表グループの研究タイトルは次のとおりです。
法・経済・社会・文化・国際関係学分野
「得する人、損する人 ~売れる広告から学ぶ!お金持ちへの新たな近道~」
文・外国語・芸術学分野
「津山×珈琲 ~名付け親が飲んだコーヒー豆はどこから来たのか?~」
「ことわざから見る価値観」
数・工・物理・生物・農・薬・化学分野
「シャー芯1本三千里」
「強光下でのミドリムシ内に生成する赤系色素について」
福祉・医療・保健・スポーツ学分野
「生姜は冷え性に有効か?」
生活科学・教育学分野
「備蓄用機の多機能化」

理数科プレゼン発表代表グループの研究タイトルは次のとおりです。
化学分野  「ろ紙の撥水性を高める研究」
生物分野  「ゼブラフィッシュが赤色光に集まる理由」

その後、普通科全18分野49グループ、理数科4分野10グループによるポスターセッションを行いました。生徒たちはそれぞれのグループの説明に熱心に聞き入り、説明後には活発な質疑応答、意見交換をする様子が見られました。

今年度の2年次生普通科十六夜プロジェクトⅡでは、それぞれの研究を国連が示しているSDGs(持続可能な開発目標)と結び付け、その視点を持ちながら研究を進めてきました。また、研究の切り口の一つとして、「地域の課題」を掲げ、フィールドワーク等地域の方々に協力をいただきながら研究を進めたグループもありました。ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。

生徒の感想(一部)

・質問をいただけたので、より研究が深まったし、不足していた部分も発見できた。わかりやすく伝えるための工夫は、深い知識がないとできないことが分かった。常に客観的な視点を持っていないと独りよがりな研究、発表になってしまうことを実感した。

・言葉のニュアンスで伝わり方が大きく違ってしまうため伝えることの難しさを痛感した。多くの方から感想をいただきうれしかった。

・最初はどう説明すればよいかわからず、詰まりながらの説明になってしまったが、4回繰り返すうちに重要な部分とそうでない部分、詳しく説明しなければならないポイントが見えてきて、回を重ねるごとに発表がよくなったと感じた。

・自分たちの拙い発表でも、真剣に質問を考えながら聞いてくれる方が多く、とてもうれしかった。さらに良い発表、良い受け答えができるようになりたいと思った。

・説明に予定よりも時間がかかってしまった。多くの人を惹きつけるために題名やポスターのレイアウトをもっと工夫すべきだったと反省した。研究を進める中で妥協した部分も多々あったので、それらをクリアしていればもっと良い研究になったと思う。反省点を今後に生かしたい。

【理数科】令和元年度「岡山県理数科課題研究合同発表会」

 令和2年2月8日(土)に岡山大学で行われた「第20回岡山県理数科理数系コース 課題研究合同発表会」に,理数科2年次生が参加しました。
午前のステージ発表では,本校代表の2グループが優秀賞と優良賞を受賞しました。

この発表会の目的は,課題研究の成果を合同の場で発表することを通して,お互いの研究方法や研究内容について理解を深め,学習意欲の喚起と理数科理数系コース生としての意識の高揚を図ることと,大学の教官等からの専門的な見地に立った指導助言により,学習を一層深化させるとともに進路についての意識を明確化させることです。

ステージ発表
◎ 優秀賞「ろ紙の撥水性を高める研究」

○ 優良賞「ゼブラフィッシュが赤色光に集まる理由~“慣れ”による変化から考える~」

午後からは,本校全10グループがポスター発表を行いました。岡山大学・岡山理科大学の先生や他の理数科・理数コースを持つ高校の先生方からご指導をいただいたり,県内理数科の生徒からの質問に答えたり,他校のポスター発表を聞きに行ったりなど,たくさんの良い刺激を受けながら楽しく交流をすることができました。

最後に,全員で記念撮影です。

「ナチュラルサイエンスⅠ」第4回ワークショップ

12月7日(土)に高校2年次生「ナチュラルサイエンスⅠ」の選択者を対象に、岡山大学工学部教授の野上保之氏をお招きしてワークショップを開催いたしました。

暗号・乱数・通信プロトコルなど情報社会の安全・安心を実現するための研究 に取り組まれ、最先端で活躍しておられる研究者です。

講演ではご専門の「IoT時代の安全・安心な情報通信を支える技術」と題して、情報分野・数学分野にまたがって幅広く、そしてその応用についてお話していただきました。

 ワークショップでは、情報技術の最新の動向や、数学と暗号の関係など多岐にわたるお話をしていただきました。講演では「何か質問はないかな?」と気さくに聞いていただき、生徒たちの質問からどんどん内容が発展していく形で行われ、非常に活発な意見が飛び交いました。

「メディカルサイエンスⅠ」第3・4回ワークショップ

メディカルサイエンスⅠ(高校2年次生対象)の第3・4回ワークショップをそれぞれ11月30日(土),12月7日 (土) に行いました。

11月30日のワークショップでは,津山第一病院の坂手洋二先生(本校卒)をお迎えして実施しました。

外科医として経験や、特に乳がんの治療に関わってこられた経験,その基本的な知識・治療の実際を生徒に語っていただきました。

12月7日には,ピースウィンズジャパンの稲葉基高先生(本校理数科卒)をお迎えして、ワークショップを行いました。

外科医として働かれていた経験や、国内外の被災地への医療支援や災害医療に関わってこられた経験を生徒に語っていただきました。

医師を目指す生徒達にとって医療への思いが強くなると同時に,自分が将来どう働いていくのか考えさせられる授業でした。

【ソフトテニス部】岡山県技術等級大会 女子ベスト16

令和2年2月1日(土)に 「 令和元年度岡山県技術等級ソフトテニス大会」が備前テニスセンター(男子)と浦安総合公園(女子)で行われました。前日までの雨から一転,暖かく晴天となりました。

まずは男子です。本校から4ペア(中級1ペア,初級3ペア)が出場しました。
特に良かった成績は以下の通りです。
金本・大西(初級) 決勝トーナメント1回戦敗退
戸國・影山(初級) 決勝トーナメント1回戦敗退

初級の金本・大西ペアと戸國・影山ペアは,どちらも予選リーグを2戦全勝で勝ち上がりました。その後の決勝トーナメント1回戦でそれぞれ倉敷南,水島工業のペアに敗れてしまいました。 他の2ペアも予選突破はかないませんでしたが,高校から始めた部員も本大会で多くのポイントをとれるようになったり,冬の取り組みの成果を感じられる大会でした

女子について,本校からは3ペア(中級3ペア)の出場でした。
とくに良かった結果は以下の通りです。
山本・西原 (中級) 決勝トーナメント2回戦敗退(ベスト16)
黒石・安藤 (中級) 決勝トーナメント2回戦敗退(ベスト16)

予選リーグを勝ち上がったのは、山本・西原ペアと黒石・安藤ペアでした。 2ペアともベスト16という結果でした。昨年度よりも成績がぐっと上がりました!すごい! 県南の強豪校相手によく奮闘しました。
今年度の大きな大会は本大会で終わりです。来年度の春季大会や美作総体において今年よりも上位の成績を獲得できるように練習に励みます!

受験勉強を頑張って津山高校を目指している中学生の皆さんへ】

 津山高校に入学されたら,一緒にソフトテニス部で活動して,充実した高校生活を送りませんか?テニスは生涯続けることができる素晴らしいスポーツです。
 活動時間は他の部と比べて多くないですが,みんなで話し合って練習を決めることで効果的に取り組めています。そのため,多くの先輩方が部活動(上位入賞)と勉強(学力向上)の両立ができています。
 初心者でも3年間あれば十分に力をつけることができますし,もちろん経験者の方は入学されたらぜひ私達と一緒にテニスを楽しみましょう!

サイエンス探究Ⅰミニ課題研究発表会

令和2年1月21日(火) 化学31教室において,理数科1年次ミニ課題研究発表会を行いました。

11月から8つのグループに分かれ,テーマを決めて取り組んできた研究の成果を発表しました。2年次での本格的な課題研究実施に向け,V・G・Rの力をそれぞれ身に付けつつあります。放課後の時間も使い,実験と考察を重ねてきたそれぞれの研究は見ごたえのある内容でした。

発表後では相互での評価を行い,一週間後の年次発表会に出場する3グループを選びました。

令和2年1月28日(火) 百周年記念館において,理数科1年次ミニ課題研究年次発表会を行いました。

先週の発表会で選ばれた3グループが,1学年次生全員に成果を発表しました。

一週間前の反省を生かし,プレゼンテーション能力の向上が見られました。大勢の前でも臆することなく研究成果を発表する姿が印象的でした。

【ソフトテニス部】岡山県新人大会(シングルス)報告

「岡山県高等学校新人ソフトテニス大会(シングルス)兼第49回ハイスクールジャパンカップ岡山県予選会」が令和2年1月25日(土)に備前テニスコートで行われました。この大会は,前回12月24日のインドア選手権と同様に,秋の県新人大会でベスト32に勝ち上がったペアだけが参加できる大会です。 本校から女子部員2名がエントリーしました。

【試合結果】予選リーグ敗退  安藤,黒石        

参加者37名の中で,トップ10入りを目指して予選リーグを戦いましたが,残念ながら予選を突破することはできませんでした。高校でのシングルス大会初出場の黒石さんは予選リーグで2勝するなど活躍しました!しかし,惜しくも私立の強豪校に競り負けてしまいました。

津山高校ソフトテニス部は,令和2年2月1日(土)に開催される等級別大会にも参加予定です。男女とも頑張れ!