修学旅行マレーシア方面 4日目

マレーシア滞在も今日で最後。ホテルをチェックアウトしてコース別研修に向かいます。

コースはコクヨ、アジアパシフィック大学、森林研究所の3つ。ここでは森林研究所(FRIM)をレポートします。

FRIM(Forest Research Institute of Malaysia)はクアラルンプール郊外にあり、世界で最も古い森林公園の一つとされます。約600ヘクタールという広大な面積があり、全て歩いて回ろうと思うと2泊3日コースになるとのこと。私たちは約1時間のコースに参加しました。

見どころの一つはこのクスノキの一種が林立する場所。同じスピードで、太陽光を求めて上へ上へと、脇枝を自ら落としながら伸びた木々が美しい模様を作り出しています。ナショナルジオグラフィック誌の表紙にもこの木々の写真が使われたことがあるのだとか。

昨日の雨の後なのでヒルがたくさん出る、と事前にずいぶん脅されていたのですが、目撃情報はあれど幸い被害はありませんでした。

ちなみにヒルに食いつかれたらナメクジのように塩をふって落とすそうです。

雨も降らず、ジャングルから無事に帰還。「晴れ男」学年主任は他コースに参加していますが、そのパワーはクアラルンプール郊外のジャングルまで及んでおります。

FRIMを出たのちヒンドゥ教のバトゥ寺院に立ち寄りました。

昼食で他コースと合流し、お土産店などにも立ち寄った後は、Royal Selangor のピューター(錫合金)製品工場で見学、加工体験。クアラルンプールはもともと錫の採掘のために形成された都市だという歴史も学びました。

その後、空港に向かう途中で夕食に中華料理をいただきました。4日間、いろいろな料理をいただいてきました。どれもご馳走だったはずですが、「お母さんのご飯がどれだけおいしいかわかった。」と呟く生徒も。それも修学旅行の大切な学びですね。

空港でお世話になった現地ガイドさんたちにお礼の言葉を述べ、いよいよマレーシアともお別れです。

多民族国家マレーシアから何を学んだでしょうか。文化の違いだけでなく、私たちがこれから身につけていかなければならない国際性も大いに学ぶことができたのではないかと思います。

現地ガイドさんが最後におっしゃっていたように、「学びは連続」です。修学旅行は終わりましたが、ここでの経験がこれからも続く皆さんの学びの始まりであることを願います。